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第157号☆4月28日 今週は投資サービス法案について2回質問しました
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/4/28 第157号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
新緑の青葉がいっせいに広がり、真っ赤なツツジなど美しい花々が咲きほこる季節となりました。しかし、ここ永田町の議事堂のなかは、外の世界とは対照的に重苦しい空気が澱んでいます。
衆院法務委員会では、今日、「共謀罪」の審議がおこなわれました。与党側は、今日の質疑終局・採決を提案しましたが、反対する野党や市民・民主団体の厳しい抗議のなかで、「今日の強行はおこなわない」と、自民党が言わざるをえなくなりました。しかし油断はできません。――もともとこの法案は、心の自由を侵害するものであり、治安維持法の現代版ともいうべき悪法です。
それだけではありません。今日午前の閣議で「愛国心」を盛り込んだ教育基本法改正案を決定し、国会に上程しました。与党は、5月の大型連休明けに衆院に特別委員会を設置して審議入りを目指すとしており、事態が切迫しています。
憲法調査特別委員会では、改憲につながる国民投票法案の「論点整理」が続けられています。しかも、高齢者にずっり重い負担をおわせ国民皆保険を危うくする医療制度改悪法案も、厚生労働委員会において今日の採決は見送られたものの、連休明けにも与党が採決を強行するかまえです。
「小泉改革の総仕上げ」などと言っていますが、その実態は国民に対する支配強化と際限ない負担を求めるものです。こんな動きは、絶対に認めるわけにはいきません。それにしても、日本共産党の議席がもっと多ければ……と思わざるをえません。
今週、私は2回質問をしました。財務金融委員会に提案されている金融商品取引法案(投資サービス法案)についてです。
1回目は、火曜日(25日)です。――金融商品の勧誘・販売については、高齢者などが生活資金や自宅を失う被害が多発しています。ほんらいなら、これをきちんと規制することが必要です。質疑の内容は、「奮戦記」をご覧下さい。
2回目は、今日金曜日(28日)です。――法案に関連する参考人質疑です。私は、午後の部で、東京大学大学院法学政治学研究科教授の岩原紳作さんと、日弁連消費者問題対策委員会副委員長の大田清則さんに質問しました。
今日は、議事堂の回りをたくさんの国会請願デモが押し寄せ、多くの団体が座り込みをおこない、抗議集会が繰り返されました。
このような国民的なたたかいが、政治を動かす根本的な力です。私も、皆さん連帯して今後とも力いっぱい頑張る決意です。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●金融商品取引法案について与謝野金融大臣に質問
(「奮戦記」4月25日付より)
衆議院財務金融委員会で、金融商品の勧誘、販売のルールが求められる「金融商品取引法案」(投資サービス法案)について、私は「規制の対象が狭すぎる。被害者を出さない規制が必要だ」と批判しました。
金融商品の勧誘・販売については、高齢者などが生活資金や自宅を失う被害が多発しているため、望まない人への勧誘=「不招請勧誘」の禁止と、消費者の財産・知識・目的などに合わない取引を禁止する「適合性の原則」の徹底が求められています。
私は、これまで不招請勧誘が禁止されてきた取引所金融先物取引について、その規制が外されていることを指摘しました。これは、業界の圧力に原因があることは明白です。私は、不招請勧誘を防ぐには、不招請勧誘禁止をすべてに適用することが必要だと強調しました。
ところが、今回の法案では「政令で定める」ものとなっており、「それ以外は自由に不招請勧誘ができるではないか」と批判しました。金融庁の三國谷総務企画局長は、そのことを事実上認め、不招請勧誘を禁止すると新商品の説明など「営業の自由を制限する」と業界寄りの答弁を繰り返しました。私は「被害が出てからでは遅すぎる。不招請勧誘の禁止を原則とすべきだ」と批判しました。
さらに、提案された法案では、銀行の融資と預貯金・保険の一部が対象から外されていると指摘、過剰融資などの被害が多発してきたことを踏まえ、「今後、金融サービス法をつくる際には入れるべきだ」と主張しました。
与謝野金融担当大臣は、「規制の枠組みについて、引き続き検討したい」と答えました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.04.28】●財金委で法案に関連して2人の参考人に質問しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060428-230324.html
【2006.04.27】●渋谷駅ハチ公前で国会報告をおこない党の躍進訴え
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060427-195936.html
【2006.04.26】●静岡県の方々といっしょに厚労省交渉をおこないました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060426-175624.html
【2006.04.25】●金融商品取引法案について与謝野金融大臣に質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060425-214703.html
【2006.04.24】●医療改悪に反対する国会座り込み行動を激励しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060424-211132.html
【2006.04.23】●竹島問題は土壇場で衝突回避!今後も日韓で話し合い
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060423-192055.html
【2006.04.22】●みのもんたのサタデーずばッと!200回記念スペシャル
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060422-200120.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、5月5日(金)発行予定です。
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