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第132号☆11月4日 あさって6日「あいち赤旗まつり」でお会いしましょう!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2005/11/4 第132号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今週火曜日(11月1日)に、総選挙後はじめて開かれた特別国会は終了しました。総選挙後に行われる特別国会は、いつもなら院の構成を決め数日間で終わるのですが、今度は42日間という異例の長さでした。その理由は、選挙前に否決されたり廃案になった郵政法案や障害者法案を、小泉内閣がむりやり再提出してごり押ししたからです。
これらの法案が強行されたのを見計らって、小泉総理は、予想よりも2日も早く10月31日に内閣改造を断行しました。――でも「サプライズなしが、サプライズだった」と言わるような小泉忠誠度だけが目立つ、なんとも締まりのない内閣改造でした。麻生大臣が「こんなタカ派ばかりでいいんですか」と小泉さんに言ったそうな。……暗雲ただよってきますね。
でも、その改造直前、与党議員の様子を見ていると面白いですよ。「もしかして私が」と思っているのでしょうか、みんなソワソワしているのです。
予算委員会の理事会でも、こんな冗談が飛び交いました。――「○○さんがモーニングコーヒーを飲んでいると、“モーニングを用意している”という噂が立つんだ」(笑)。「用意しているモーニング」とは、フォーマルスーツ(正礼装)のモーニング・コートのこと。大臣の認証式などに着る上着にシッポのついたアレです。
そういう様子を見ていると、私なんかはすぐ茶化してみたくなります。早速、ある自民党議員をつかまえて、私が「モーニングは用意してるんですか?」などと水を向けると、「いやぁ、オレは“サプライズ”じゃないから、芽がないんだ」というのです。ん?……ということは、「順当ならオレが大臣だ」と思っているようですね。
エレベーターで一緒になった、元祖・小泉チルドレンと言われたある女性議員に、私が「呼び出しはまだ来ないんですか?」と言うと、「いえいえ、あまり早く名前が出ると、田中真紀子さんや野田聖子さんのように、つぶされますから」という反応……。ということは、「次はわたしよ」と思っているようですね。
どうも与党議員というのは、みんな「オレがオレが」「ワタシがワタシが」なのです!――なるほど、ここに活力源があるのか(妙に納得!)。それに比べると、日本共産党の議員はじつに“控えめ”ですね。えっ?「それはどうかな〜」だって?
まぁ、それはいいとして……。新しい内閣ができたとたんに、国会が閉会になるというのも、いかがなものでしょうか。ほんらいなら、新任の大臣から所信を聞いたうえ各委員会で質疑をおこなうというのがスジでしょう。3ヶ月近くも、議会のチェックなしに、各大臣が勝手に次々と新しいことを決めて実行に移すのは大問題です。年末にかけて、イラクへの自衛隊派遣の延長、庶民大増税、来年度予算の編成など……。次々と重大な方針が決められようとしているのです。
――「臨時国会を開いて質問をさせろ」という私たちのまっとうな要求に、まったく聞く耳を持たない与党。……「自民党を勝たせすぎた」という国民の思いは、今後、ますますつのってくるのではないでしょうか。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●自民党の改憲草案――9条を変え「自衛軍保持」の大改悪
(10月29日付「奮戦記」より)
自民党は、新憲法起草委員会(森喜朗・委員長)全体会議、政調審議会、総務会を相次いで開き、党の「新憲法草案」を決定しました。政権党が改憲案をまとめたのは、はじめてのことです。
現在の日本国憲法前文の最初の文章は、「…政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」となっています。
自民党の草案では、「前文」から「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」決意は完全になくなりました。
9条1項の「戦争の放棄」は現行のままとされましたが、「戦力保持の禁止」と「交戦権の否認」を規定した9条2項を削除して、「自衛軍の保持」を明記しました。これは、きわめて重大な内容の変更です。――これによって、海外派兵、集団的自衛権の行使、国連軍への参加をすべて可能としたのです。まさに「戦争をしない国」から「戦争をする国」への根本的な変質です。
そのうえ、「日本国民は、国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有」と、前文に愛国心を書き込み、12条では「公共の福祉」のかわりに「公益及び公の秩序」を「国民の責務」とし基本的人権を制限しています。
国や地方公共団体の宗教的行為については、「社会的儀礼又は習俗的行為の範囲」を超えなければ容認するという規定に変更されました。――首相の靖国神社参拝を容認ししています。
しかし多くの国民は、このような危険な方向を認めないでしょう。私たちは、平和を望むすべての国民の皆さんとともに、憲法改悪に反対する幅広いたたかいをひろげていかなければなりません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.11.04】●米ブッシュ大統領支持率が35%に!最低を更新中
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051104-180545.html
【2005.11.03】●静岡県の党後援会総会で国会報告をおこないました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051103-160319.html
【2005.11.02】●特別国会で5回、通算して327回の質問をしました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051102-181900.html
【2005.11.01】●今日で、総選挙後初の特別国会は幕を閉じました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051101-145810.html
【2005.10.31】●内閣改造の陰で、障害者自立阻害法を本会議で強行
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051031-174325.html
【2005.10.30】●横須賀への原子力空母の配備はどう見ても許せない!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051030-174530.html
【2005.10.29】●自民党の改憲草案――9条変え「自衛軍」の大改悪
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051029-221916.html
◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇
*:,..,:* 「あいち赤旗まつり」 *:,..,:*
11月6日(日) 愛知県・名古屋市・大高緑地公園にて
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、11月11日(金)発行予定です。
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【憲昭eたより】
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