メールマガジンバックナンバー
第87号☆3月25日 明日は、静岡市議選の最終盤の応援に市内を駆け回ります
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*:'¨':*:,..,:* 憲 昭 ｅ た よ り *:,..,:*:'¨':* 2005/3/25 第87号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。秘書の山本です。
今週の奮戦記（23日付）には、憲昭さんが、山家悠紀夫（やんべゆきお）さんの『景気とは何だろうか』（岩波新書）という本の感想を書いています。山家さんは、今年の衆議院予算委員会で、日本共産党が推薦した公述人として意見陳述をおこなった方です。
そこで、今週のメルマガでは、憲昭さんの著書について感想を募ったところ、東京都在住・Ｔさん（34歳）が投稿してくださいました。その感想をご紹介します。
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私の手元に一冊の本があります。『改訂版 どうみる世界と日本の経済』―― 発行は1988年、著者は日本共産党の経済政策委員だった佐々木憲昭さん。内容は当時の経済情勢にかんする全般的な解明です。1990年に大学の経済学部に入学し、社会科学の研究サークルに所属していた私にとっては、�犒从儚悗隆霑鱈瓩魍悗鵑席幻イ琉譴弔任靴拭�
本の章立ては以下のとおり。
第1章 資本主義の矛盾はどう深まっているか
第2章 戦後世界経済の枠組みとは
第3章 世界資本主義の病巣をみる
第4章 「高度情報社会」の夢と現実
第5章 日本資本主義の特徴と最近の動向
第6章 帝国主義陣営の結束と日本の危険な役割
結章 新しい国際秩序をめざして
（※）本の末尾は「読者のための経済用語解説」で、「不換紙幣」「内部留保」「マイクロ・エレクトロニクス」「ＬＡＮ」など約140語が説明されています。なかなか便利で、研究発表や試験勉強に役立ちました。
当時の米国大統領は、ジョージ・ブッシュ（父）。本の中心的論点である「円高不況」「日米貿易摩擦」「臨調『行改』」なども、今では歴史の話ですね。また、「帝国主義」や「高度情報社会」に対する日本共産党の理論も、この本が書かれた後に発展しており、そうした点では、「17年前の本だなぁ」と思います。同時に、日本の異常な対米従属の分析、大企業の資本蓄積を最優先する経済政策の破綻、南北格差や飢餓問題など、今日の問題につながる論及も多く含まれています。
また、なにより新鮮に読めるのは、以下の憲昭さんの言葉です。
「『経済学はむずかしい』という声もよくきかれます。たしかに専門的な経済用語がわかりにくいということもあるでしょう。しかし、マスコミによって一方的に流される大量の経済情報にも原因があるかもしれません。……はっきりいえば、支配者の都合で真相がかくされているということが、経済をむずかしくしている原因の一つになっているのではないでしょうか？」（「序章」より）
政治の場でも、論壇やマスコミでも、むきだしの大企業本位の論理（市場原理万能論、新自由主義）がまかり通っている今日、この言葉はいっそう切実に響きます。
憲昭さんは、つづく文章で、「経済問題を批判的にみる」ために、第一に大切なのは、「国民の圧倒的多数をしめる働く人々の立場から問題をとらえること」だと強調しています。財界と二大政党がすすめる構造改革路線に対抗し、民主的な経済・社会をつくる運動をさらに発展させるために、�狷�く者の立場にたつ経済学�瓩�、いま本当に求められていると思います。
これら、経済研究者として述べられた憲昭さんの言葉は、複雑な経済問題や金権腐敗の仕組みを国民の視点でわかりやすく糾明し、政府・与党を追いつめる、国会議員としての憲昭さんの姿とも重なりますね。
私はいま、経済や社会保障のことを研究する仕事に就いていますが、�狷�く者の立場で�瓩箸いΨ�昭さんの言葉を、常に念頭に置いていきたいと願っています。
以上、十数年前の本の感想ですが、佐々木憲昭議員の経済学者としての一面と、その著作の影響を受けた人間の存在をご紹介するため投稿しました。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●イラク戦争から２年――いつまで占領と戦争続けるのか
（3月20日付「奮戦記」より）
米英軍による無法なイラク戦争開始から、２年となります。
イラク戦争の口実は、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を保有していることや、国際テロ組織アルカイダと結びついていることなどでした。
ところがこの2年間、当のアメリカや国連の調査報告によって、それがまったくのウソであることが証明されました。イラク戦争は、国連憲章と国際法を踏みにじる先制攻撃による侵略戦争でした。だからこそ、国際的な批判が強まり、アメリカやイギリスの国内でもイラク戦争批判が多数を占めるようになっているのです。
米国防総省が18日に発表したところによれば、この2年間に死亡した米兵は1513人、負傷米兵は1万1344人にのぼります。この数字は、米軍がイラク全土で激しい敵意と抵抗にあっていることを如実に示すものです。米兵が、イラク人や外国からきた民間人を殺傷することも多いと言われます。とりわけ、人質から解放されたイタリア人の女性ジャーナリストを米兵が銃撃した事件は、世界に衝撃を与えました。
イラク人の死者は、10万人以上と言われます。侵略戦争とその後の軍事占領は、治安を極度に悪化させる根本原因になっています。
イタリアの首相が、9月からの自国軍撤退を表明したのに続き、ブルガリアの国防相が6月に撤退開始と表明しました。37カ国だったイラクへの派兵国は、これで半分に減ります。
小泉首相もこの間の事態を真剣に受け止め、自衛隊をいますぐ撤退させるべきではないでしょうか。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.03.24】●全建総連の増税反対集会、清水の演説会でお話
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050324-235419.html
【2005.03.23】●山家悠紀夫さんの『景気とは何だろうか』が面白い
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050323-171214.html
【2005.03.22】●予算委理事会で、自民・公明が日歯連事件究明にフタ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050322-184429.html
【2005.03.21】●米国務長官来日による牛肉輸入再開圧力に屈するな
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050321-221836.html
【2005.03.20】●イラク戦争から２年―いつまで占領と戦争続けるのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050320-214020.html
【2005.03.19】●合併選挙がある静岡、清水、磐田を駆け抜けました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050319-214946.html
◇◆今週の政治経済キーワード＝「国際開発協会（IDA）第14次増資」◆◇
3月18日、衆議院財務金融委員会で、「国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案」が審議され、全会一致で可決されました。この法案は、国際開発協会（IDA）の第14次増資に応じるため、IDAに対して、2005年7月から2008年6月までの3年間に2,775億8,500万円の範囲内で、わが国が追加出資を行うことを内容としています。……
(続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )
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◎「憲昭ｅたより」の次号は、4月1日(金)発行予定です。
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