メールマガジンバックナンバー
第84号☆3月4日 来年度予算が衆議院で与党の賛成で可決
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2005/3/4 第84号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆今週の"憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
一昨日(3月2日)、政府予算案が衆議院で与党の賛成で可決され、いま参議院で審議が行われています。この間、忙しい忙しいとばかり書いてきましたが、衆議院を予算が通過する日は、本当に忙しかったですね。(^^;)
その日を振り返ると……。
まず、朝の7:40宿舎発のバスに乗り込んで国会へ。8:40から予算委理事会に出席し予算委員会の日程協議をおこない、9:00から開かれた予算委員会に出席しました。この予算委員会では、小泉総理出席のもとで締めくくり総括の質疑がおこなわれました。
12:00からは、また理事会が再開され、午後の日程について確認。13:00から予算委員会が再開され、ここで穀田国対委員長が質問しました。私は、それを委員会の席で応援傍聴。こうして、14:00には、予算委員会のすべての質疑が終局しました。
14:10には、私が日本共産党を代表して、わが党の組み替え動議を提出し提案理由を説明しました。野党で組み替え動議を提出したのは、今年も日本共産党だけでした。その後、政府予算案と日本共産党の組み替え案について、各党が見解を述べる「討論」がおこなわれました。
日本共産党の討論も、もちろん私がおこないました。「政府案に反対、日本共産党の案に賛成」と態度表明。
各党の討論が終了したあと、いよいよ採決に入りました。まず、日本共産党の組み替え案についての採決です。「賛成の諸君の起立を求めます」という予算委員長の呼びかけに答えて「賛成」と大きな声を出して起立したのは、私ひとりだけでした。残念!
こうして政府予算案は、自民党、公明党の賛成多数で衆院予算委員会で可決されました。
その日は、それだけではありません。
15:00過ぎから財務金融委員会が開かれたのです。私は、予算委員会の開かれた第1委員室を出て、財務金融委員会が開かれる第15委員室へ移動です。
財務金融委員会の理事会に出席した後、委員会に出席。所得税の定率減税縮減案について、総理にたいする質疑が1時間だけおこなわれました。日本共産党の質疑割り当て時間は、たったの8分。私は、消費税増税問題をとりあげて小泉総理に質問しました。
その質疑が終局したあと、法案に対する討論がおこなわれました。私は、日本共産党を代表して法案への反対討論をおこないました。
その後、採決です。ここでも、自民・公明の賛成多数で、国民に大増税を押しつける定率減税の縮減法案が可決されました。
それが終了すると、17:00から衆院本会議が開かれました。予算案と所得税法案などが緊急上程されるからです。本会議でも、予算案に対する各党代表の討論がおこなわれ、日本共産党からは、石井郁子副委員長が討論に立ちました。その後、予算案と関連法案が採決されました。
――この日だけで私は、予算委員会と財務金融委員会のかけもちで、組み替え動議趣旨弁明を1回、討論を2回、質問を1回。――合計4回の発言をしたことになります。……疲れるはずですね。
予算委員会では、1月27日から補正予算案の質疑がはじまり、2月2日からは本予算案の質疑がおこなわれてきました。私はこの国会で、すでに予算委員会で8回、財務金融委員会で7回、あわせて15回の質疑・討論をおこなったことになります。ふ〜っ!
これからも、皆さんの代表として元気に頑張っていきますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。(^^)/
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●銀行の不始末のツケを郵便貯金の利用者に回すのか
(3月1日付「奮戦記」より)
金融機関が破たんした際に預金者を保護するため、銀行業界が保険料を払って共同で積み上げている積立金を、責任準備金といいます。その残高は、欠損が約3兆5000億円です。つまり穴があいているのです。
現在、郵便貯金は、預金保険料を払っていません。しかし、郵政が民営化されたら、預金保険料を払うことになるのです。いくら払うことになるのでしょうか。
全国銀行協会の試算では、2002年度2010億円、2003年度1944億円となっています。銀行は自ら預金保険料を支払っているから、計算に間違いはないと思います。
一方、郵政民営化準備室自身が計算したものがあります。民営化される2007年で618億円ですが、その後どんどん増えて2015年は1099億円、2016年度は1135億円の預金保険料を支払うとしています。
この民営化準備室の試算は、民営化時点で既存の定額貯金が切り離されることを想定しています。そのため、当初の金額が低くなっているのですが、その後、新たな定額貯金の預け入れがすすむことを想定しており、回復して現在の残高になれば、計算上は2000億円程度の保険料を支払うことになります。
そこで問題なのは、預金保険の責任準備金が巨額の欠損を出したのはなぜか、ということです。もともと、この巨額の欠損金は破綻した銀行の後始末などのために生じたものです。 欠損金の処理は、全額銀行業界が責任を負わなければならない問題なのです。
その欠損金には、郵便局の利用者にまったく責任はありません。
ところが、民営化準備室の試算によれば、10年間で9093億円、約1兆円ものお金を出して、その欠損金を穴埋するのです。
郵便貯金の保険料で、銀行の不始末の尻拭いがおこなわれるのです。責任のない貯金者が、なぜ、銀行業界のツケを払わなければならないのでしょうか。
――こんな郵政民営化は、きっぱりとやめるべきです。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.03.04】●予算委と財金委で15回の質問・討論をおこないました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050304-173107.html
【2005.03.03】●衣の下から消費税増税の鎧が見える小泉首相の答弁
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050303-162732.html
【2005.03.02】●来年度予算が衆議院通過―今日も忙しい1日でした
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050302-233124.html
【2005.03.01】●銀行の不始末のツケを郵便貯金の利用者に回すのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050301-164121.html
【2005.02.28】●予算委で都市農業、財金委で増税と郵政問題の質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050228-215207.html
【2005.02.27】●今日も国会事務所で明日からの質問にそなえて準備
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050227-223528.html
【2005.02.26】●対商工ファンド最高裁判決1周年記念集会で挨拶
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050226-234920.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、3月11日(金)発行予定です。
───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/index.html
▼ご意見・ご感想は[ mail@sasaki-kensho.jp ]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
TEL:03-3508-3730 FAX:03-3508-7280
佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━