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メールマガジンバックナンバー

第81号☆2月11日 今週は2回、質問を行いました

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★:・'゜:*:・'   2005/2/11 第81号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。今週は、山本です。
 今週は2回の質問があり、憲昭さんをはじめスタッフは目まぐるしい1週間でした。
 月曜には、予算委員会で消費税転嫁と定率減税縮減など税制問題について質問し、火曜には、「政治とカネ」の集中審議で質問。しかも、火曜はTV中継が入った小泉総理への質問でした。2日連続の質問というだけでも大変なのに、TV中継ともなれば…。
 質問の内容については、いつものように奮戦記をご覧くださいね。

 さて、「大変だ大変だ」と言ってばかりですが、先週末から今週にかけて事務所がどんな様子だったのか、少しだけご紹介しましょう。
 先週のメルマガで、石井秘書が「いま金曜の夜ですが、憲昭さんを先頭にスタッフ一同、準備の真っ最中です」と書いていましたが、その次の土曜日も日曜日も、憲昭さんとスタッフは、質問の構想を練ったり委員会で配布する資料をつくったり、夜遅くまでまさに“悪戦苦闘”していたのです。
 土曜・日曜は、国会は閉館日になるので、暖房がきいていません。そのため、電気ストーブをつけるのですが、2月5日の「奮戦記」には、憲昭さんの後ろに電気ストーブが写っているのがお分かりいただけたでしょうか。寒々としている国会の中でも佐々木事務所だけは、連日の質問に向けて熱気で暖かかったかもしれませんが。
 土曜・日曜で、もう一つ困るのは、食事です。昨年の今頃のメルマガでも紹介したように、国会の中には食堂や売店がたくさんありますが、国会周辺にはほとんどお店がありません。土曜・日曜は、国会内の食堂も売店もお休みなので、食事に困るのです。おにぎりを買ってきたり、宅配のお弁当を注文したり…。土曜・日曜だけでなく、平日も夜遅くなる毎日なので、この繰り返しでしたね。

 2日連続の質問は、たまにはあることなのですが、TV中継質問の前日に質問をするというのは、憲昭さんも始めてだったかもしれません。TV中継質問は、特に気を使います。質問の内容はどうか、視覚的に訴えるものは何がいいか、何度も打ち合わせを重ねます。

 今回、「政治とカネ」の集中質疑を火曜日にやると決まったのが金曜日。ですから、時間がほとんどなかったこと、前日の月曜日にも質問があり、そちらの準備もしなければならないこと。……ということで、めちゃくちゃ大変でした。
 日曜までには、「政治とカネ」の質問構想はできていました。ですが、月曜の質問が終わって、憲昭さんが事務所に戻ってきたのは18時ごろで、それから、打ち合わせを行って、政府側に質問の内容を通告するレクチャーをして、あっという間に21時。その合間にも、マスコミが「明日の質問はどんな内容ですか」と訪ねてきます。事務所の中はてんやわんやの状態だったのです。

 疲れている憲昭さんには、質問に備えて帰って休んでいただこうと思っていても、パネルや委員会に配布する資料がまだ決まっていないため、なかなかそうもいきません。
 私はどこから手をつけていいかわからない状態になって、「もぉ〜〜〜」「キィ〜〜〜」とキレていました。そんな状況でも、憲昭さんは、実に冷静で落ち着いてドーンと構えて、的確な指示を出してくれるのです。結局、資料とパネルが仕上がったのは、当日の空がしらじらと明るくなる頃でした。

 火曜、午前中から、質問が行われている第一委員室は、マスコミからも批判されたように国民不在の非難合戦。自民党と民主党の「泥仕合」が行われて騒然としていたのです。ところが、憲昭さんの質問が始まると、ヤジがぴたっと止まり、憲昭さんの冷静で落ち着いた声が委員室に響きます。
 旧橋本派への1億円ヤミ献金事件など、日歯連をめぐる今回の事件は、公益法人とその政治団体のあり方について、根本的な問題を提起しています。憲昭さんが「国民の税金を使って仕事をする会社・団体からの献金はもらわないという姿勢を確立すべきだ」と迫りました。今回の質問は、派手さはなかったかもしれませんが、とても的を射た質問だったと思います。

 憲昭さんが示した資料が次の日の新聞でも紹介されたり、質問直後に「とてもわかりやすくて、良かった」と電話やメールをいただきました。
 これで、憲昭さんもスタッフも疲れが一気に吹き飛ぶほど励まされます。これからも、皆さんに「良かった!」と言っていただける質問がどんどんできるよう、憲昭さんを先頭に私たちも頑張ります。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 私は今週、予算委で2回質問に立つとともに、連日、予算委理事会に出席して日程協議をおこなうなど、睡眠時間を削らざるをえないような一年中で“一番忙しい”一週間をすごしました。……

 火曜日に開かれた予算委員会は、「政治とカネ」の集中質疑が、小泉総理出席のもとでおこなわれました(NHKで放送)。
 私は、日本歯科医師連盟から橋本龍太郎元首相への1億円ウラ金事件、公益法人と政治団体の峻別問題をとりあげました。平成研の会計責任者であった滝川氏にたいする判決文は、こう書いています。
 ――「このような犯行が、与党(つまり自民党)所属の国会議員多数が加入する政治団体の収支報告書に関して行われたということで、その政治資金の流れについて国民に多大の疑惑を抱かせた」と。
 問題なのは、受け取った人が自民党の元総裁・元総理大臣だったということです。その場にいたとされる野中広務氏は自民党の元幹事長、青木幹雄氏は自民党の現在の参議院会長をつとめています。日本の政治に大きな影響を及ぼしうる自民党の中心的な存在です。問題は、1億円ものカネをどのような目的で渡したのかということです。
 私は、日歯連の臼田・内田両被告人に対する「冒頭陳述」を紹介しました。そこには、書いています。
 ――「被告人臼田は、平成13年5月ころ、今後日歯連盟から歯科医療政策の陳情などをするためには、自由民主党最大派閥である平成研の幹部との関係を修復しておく必要があると考え、その旨を平成研側に伝えたことから、被告人臼田らとA、B及びC(橋本氏ら)との会食が持たれることになった。そして、被告人臼田は、平成研の幹部との関係修復のため、この際多額の寄付をしておこうと考え、平成研に対する寄付の金額を1億円と決め、その準備を被告人内田に指示し、被告人内田は、平成13年7月2日、金額1億円の預金小切手を準備した」。
 まさに、自民党のなかで発生した重大事件です。小泉総理は、党の責任者として1億円を受け取った目的や使われ方について、きちんと調査すべきではないでしょうか。しかし総理の答弁は、それにまともに答えるものではありませんでした。自浄能力が、まったくないと言わざるをえません。
 こうなると、国会の役割が重要です。私は、真相を究明し政治的道義的責任を明らかにするため、1億円を受け取った本人である橋本元総理、現場にいた野中広務氏、青木幹雄氏、それに証人喚問に応じてもよいと言っている村岡兼造元官房長官、処理について相談を受けたとされる元宿事務局長、さらに平成研究会の元会計責任者の滝川氏、そして渡した側の日歯連の前臼田会長、内田会計責任者。――以上7人を証人として喚問するよう要求しました。

 つづいて私は、公益法人と政治団体のあり方についてただしました。今度の事件は、公益法人である日本歯科医師会とその政治団体・日本歯科医師連盟の関係について、根本的な問題を提起しました。
 国から補助金などを受け取っている公益法人は政治献金できません。この点を、総務大臣に確かめたところ、献金を行うと「不明朗な関係を生じさせる危険性がある」と答弁しました。国民の税金を補助金などのかたちで受け取っている公益法人は、政治活動は自由にできますが、政治献金はできないのです。
 しかし、その公益法人が政治団体をつくったら「自由に献金できる」ということが問題です。私は、パネルをしめして、公益法人の日本歯科医師会(日歯)が、日本歯科医師連盟(日歯連)という政治団体をつくって、自民党の資金管理団体である国民政治協会(国政協)に5年間で25億円の政治献金をしていることを紹介しました。
 厚労大臣は、52つの団体を峻別しなければならないとして、その指導をやってきましたが、成果はあがったでしょうか。1359法人を調査しましたが、375法人に問題がありました。そのうち改善が行われたのはわずか119法人、31.7%にすぎません。
 私は、国民の税金を使って仕事をする会社・団体からの献金はもらわないという姿勢を確立すべきだと言いました。また、企業・団体献金の禁止こそ、これらの不祥事の根を断ち切る根本的な保障だと主張しました。

       (2月8日付の「奮戦記」に加筆しました=佐々木憲昭)

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2005.02.11】●大企業に軽く庶民に重い―これが“あるべき税制”か!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050211-194941.html
 【2005.02.10】●予算委、来週の質疑日程が与野党で合意されました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050210-195230.html
 【2005.02.09】●日程協議中なのに一方的に審議強行するのは不当だ
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050209-194534.html
 【2005.02.08】●予算委で「政治とカネ」の問題について質問しました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050208-204329.html
 【2005.02.07】●予算委で「定率減税・縮小廃止」問題で質問しました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050207-215332.html
 【2005.02.06】●明日は、消費税と定率減税の問題について質問します
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050206-183336.html
 【2005.02.05】●予算委員会の2回の質問にそなえ国会事務所で準備
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050205-204328.html

◇◆今週の政治経済キーワード=「社会保険庁事務費」◆◇

 社会保険庁の事務費は、国民年金、厚生年金など公的年金は国が管理・運営するとの考えから、本則では他省庁の公的サービスと同様一般会計予算が充てられることとなっています。一方、年金の保険料は、その年度の年金給付の財源や将来の給付のための積立金への補充と、純粋に国民への年金給付にだけ利用する仕組みになっています。……
 (続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、2月18日(金)発行予定です。

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     佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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