2010年3月5日、議院運営委員会理事会で、佐々木憲昭議員は、核兵器持ち込みなどに関する日米核密約を調査している外務省の有識者委員会が次週にも発表予定の報告書について、「重大な問題であり、本会議に報告して質疑をおこなうべきだ」と提案しました。

　岡田克也外務大臣は、前年9月、日米間の4つの密約についての調査を外務省に命じるとともに、学者や外務省OBら専門家による第3者の有識者委員会を立ち上げ、調査・検証を進めてきました。
　佐々木議員は、「密約は、日本の国是である非核3原則を空洞化させるという、戦後の国政上・外交上の根幹にかかわる重大問題だ」と指摘しました。
　そのうえで「岡田外務大臣は、本会での調査を約束した」のだから、本会議に報告して質疑をおこなうべきと主張しました。
　民主党の理事は、「持ち帰って検討する」とのべました。