2009年9月30日、労組・民主団体と日本共産党国会議員団との懇談会が開かれ、佐々木憲昭議員も参加しました。

　総選挙の結果、自民・公明政権が退場し新しい民主党中心の政権が誕生するという新しい政治状況のもとで、労組・民主団体がどのようにたたかっていくか、党に何を望むか、等々について、直接ご意見をお聞きするためです。

　穀田恵二国対委員長のあいさつの後、参加した20を超える団体からの発言があり、たいへん参考になりました。
　発言の中で、最近、失業者が増え失業保険が切れるなど、労働者の生存・生活を脅かすような深刻な事態が広がっていること、医療・介護の分野でも切実な実態が改善されていないこと、などが報告されました。

　また、国民生活の実態から出発した具体的な要求闘争の重要性が強調され、新政権に対して、「貧困調査」「高齢者の生活実態調査」「無保健者の調査」を求めていくべきだという意見が出されました。
　新政権に対する姿勢として、「良いものも黙っていては良くならない。問題あるものは論戦とたたかいでいいものに変える、という視点が重要」との発言がありました。
　国民の切実な要求にもとづいてたたかい論戦で政治を動かす、そのなかで新政権の性格も明らかになるという観点の大切さを実感した懇談会でした。