国会での活動
国会での活動 − 国会質問、金融(銀行・保険・証券)
【08.04.25】財務金融委員会で野村證券インサイダー取引事件の真相究明を求める
2008年4月25日、財務金融委員会が開かれ、金融商品取引法改正案の質疑がおこなわれ、佐々木憲昭議員も質問しました。
佐々木議員は、法案質疑の前提として、野村證券社員によるインサイダー取引事件に関し、再発防止のために真相を徹底究明するよう求めました。
この事件は、中国籍の野村証券社員が職務で得た企業の合併・買収情報を使ってインサイダー取引を行った疑惑で、22日に容疑者3名が東京地検特捜部に逮捕されました。
佐々木議員は、「インサイダー取引などの事件が急速に増えている」とし、金融庁の検査内容を質問しました。
これにたいして、証券取引等監視委員会の内藤純一事務局長は、「事件を防止するため、社内体制などに着目している」と答弁しました。
佐々木議員は、「今回の事件では、入社間もない人が企業機密を扱う部署に配置されている。社内体制に問題があったのではないか」と追及しました。
渡辺喜美金融担当大臣は、個別の案件にはコメントしないとしつつ、「証券会社は市場の信頼を損なわないことが大事。適切な内部体制をとることが必要だ」と述べました。
逮捕当日、野村證券の渡部賢一社長が「社外の口座を使った取り引きは、実態を把握するのが難しい」などとのべています。
佐々木議員は、会社の責任をあいまいにしょうとしていることを批判し、真相解明と再発防止のためにも同社長を参考人として招致することを求め、理事会で協議することになりました。