国会での活動
国会での活動 − 演説・挨拶・懇談、医療・介護・年金・障害者
【05.10.31】内閣改造の陰で、障害者自立“阻害”法を本会議で強行
2005年10月31日のマスコミ報道は、一日中、小泉内閣改造問題に集中しました。
しかし、その前におこなわれた衆議院本会議で、障害者自立“阻害”法案の採決が強行されました。
佐々木憲昭議員は、悪法強行に抗議する議員面会所の緊急集会で、次のように挨拶しました。
みなさんごくろうさまです。私もいま本会議場からもどってきたところです。厚生労働委員会が、いま開かれています。
笠井さんが、本会議場で反対討論をおこないました。本来、笠井さんがごあいさつをするところですが、委員会がありますので、私、本会議場の様子などを含めまして、みなさんにご報告をし、これからのたたかいの決意を表明したいと思います。
本会議場は、自民党・公明党が圧倒的多数で、野党の言うことに耳を一切貸さない。与党の言うとおりにせよということで、多数で強行しました。ほんとうに、腹が立ちました。
どれだけみなさま方が全国で怒りをひろげ組織し、それを国会に集中し何度も何度も、与党・野党すべてにわたって要請を繰り返してきたか。それにもかかわらず、このような悪法を強行したことは絶対にゆるせないと思います。
私は、これまでのみなさんのたたかいは決してムダではなかったと思います。いま、与党のなかでも、たとえば200項目にのぼる政省令の内容はこれからだと言っている。障害者のみなさんの声をききながらやっていかなければだめだと言う人もいるのです。
これから、私たちがどれだけ政府・与党に働きかけるかで、内容が変わってくるということです。もちろん我々は、国会のなかで、みなさんの要望を実現するために大いにがんばっていきます。
世論がいちばん大事です。こんどの法案も、みなさんのたたかいで8月につぶれたわけです。圧倒的多数のみなさんの声がやはり国会に通じたからです。
選挙の結果、与党が多数になって強行されましたけれど、それでも与党はやはり逡巡(しゅんじゅん)しているわけです。そういう点をよくわれわれ見据えて、内容の改善をはかっていく、このことでがんばっていきたいと思います。
今度の法律で、根本的な理念を変えるというのですが、私たちは許さない。皆さんとともに、より良い社会保障、障害者のための政策、その路線をかならず実現していく。そのために、みなさんといっしょにがんばる決意であります。
どうかこれからもいっしょに、明るい展望をもってがんばっていこうじゃありませんか。