国会での活動
国会での活動 − 国会質問、金融(銀行・保険・証券)
【05.04.27】東証の社長、証券業協会の会長に質問
4月27日、財務金融委員会で、日本証券業協会・越田弘志会長、東京証券取引所・鶴島琢夫社長、日本公認会計士協会・藤沼亜起会長、東大大学院法学研究科・神田秀樹教授を参考人として招致し、証券取引に関する件について質疑が行われました。
佐々木憲昭議員は、証券取引所の上場の問題や大阪証券取引所で起こった情報漏洩問題について質問しました。
<東大大学院法学研究科の神田秀樹教授>
佐々木議員が「アメリカのニューヨーク証券取引所が株式会社化及び上場をなぜしてこなかったのか」と質問したのに対し、神田秀樹東京大学大学院教授は、「取引所の果たすべき役割、性格と(株式会社形態が)相いれない所があるのではないか、株式会社形態になることを認めることは長所よりも(今言った)短所の方が大きいのではないか、という危惧があったからだと思う」と答えました。
<東京証券取引所の鶴島琢夫社長>
また、今年3月16日に起こった大阪証券取引所の情報漏洩問題で、佐々木議員が「市場の公平公正を基本においた運営を必要とする証券取引所が逆に市場をゆがめたことであり、このようなことが起こらない体制が必要」と指摘。
鶴島琢夫東京証券取引所社長は、「大変重要な指摘であり、その点は今後とも我々十分頭に置きながら対応する」と述べました。
越田弘志日本証券業協会会長は「情報管理を徹底し、適切な情報開示を推し進めている取引所で、もしそのような事態があったとすれば、非常に遺憾なことだ」と述べました。
<日本証券業協会の越田弘志会長>