国会での活動
【政治経済キーワード】3.20国際共同行動
2004年3月26日
イラク戦争がちょうど1年前にはじめられた3月20日に、戦争に反対しイラクからの撤兵を求める平和行進や集会が世界各地で呼応して開かれました。
戦争を主導したアメリカでは、ニューヨークなど全米300カ所で数十万人が行動し、イギリスでは、ロンドンの集会とデモ行進に約10万人が参加しました。イラクに派兵しているイタリアでは、ローマに200万人が集まって集会が行われイタリア兵のイラク撤退などを訴え、スペインではバルセロナで20万人、マドリードで6万人の行進が行われました。3月20日の行動は、中南米や中東諸国にもおよび、参加した人は世界で数百万人にものぼります。
日本では、あわせて6万人が参加した東京の「3.20国際共同行動IN東京・芝公園」「ワールドピースナウ3.20」、大阪城公園での1万人の人文字など、全国で数十万人の取り組みがくりひろげられています。
米英が戦争をはじめる最大の大義だとした大量破壊兵器はいまだ見つからず、米国関係者からは"もともとなかった"との証言も出ています。スペインでは、米英とともに戦争を推進した政権党が総選挙で大敗し、次期首相はイラク駐留スペイン軍の撤退を明言しています。この1年で、国連憲章を踏みにじったイラク戦争の無法と、米国の孤立が世界で浮き彫りになっています。そのもとで行われているイラクへの日本の自衛隊派兵は、侵略と占領に荷担し、米国とともに国際的な孤立の道を進もうというものです。
私たちは、米英の占領をやめ、国連中心の復興支援で主権をイラク国民に返すこと、自衛隊の派兵を中止し撤退することを求めていきます。