国会での活動
【政治経済キーワード】所信表明演説
2003年10月3日
9月26日、小泉第2次改造内閣の発足後はじめての国会となる第157回臨時国会が開会し、小泉首相が所信表明演説を行いました。
所信表明演説とは、首相が、国政の重点課題や内閣の方針について説明するため、衆参両院の本会議で行う演説のことをいいます。所信表明演説を受けて、各党の代表質問がもたれ、国会論戦がスタートします。
所信表明演説が行われるのは、臨時国会の冒頭や特別国会(衆院解散による総選挙後に召集される)で新首相が指名された後、国会の会期途中に首相が交代した場合です。通常国会冒頭の首相演説は「施政方針演説」といわれ、あわせて、財務大臣による「財政演説」、外務大臣による「外交演説」、経済財政担当大臣による「経済演説」が行われます。
今回の小泉首相による所信表明演説は、「構造改革の種をまき、ようやく芽が出てきた」とバラ色の話しばかりで、不良債権処理で倒産・失業にみまわれ、社会保障改悪などで負担増を強いられてきた国民の生活苦に目を向けないものでした。
暮らしを押しつぶす小泉改革では、日本経済の元気は取り戻せません。