国会での活動
国会での活動 − 政治経済キーワード、金融(銀行・保険・証券)、景気回復
【政治経済キーワード】「インフレ・ターゲット」論
2001年9月28日
「インフレ目標策」とも言われ、日銀が一定のインフレーション率目標(インフレ・ターゲット)を設定し、目標達成のために金融緩和政策をとること。
政府・自民党内で導入が取りざたされている。社会に出回る通貨の量を必要以上に増やすと、貨幣価値が実質的に下がり物価が上昇する。こうすれば、需要不足などによる物価の下落(デフレ)を相殺して経済活動が活発になる、というのが「インフレ・ターゲット」導入論者の論拠である。
しかし、こうした人為的な物価上昇は、実質所得の低下(賃金が上がらないのに物価だけが上がる)につながり、消費をさらに冷え込ませることになる。また、予想以上に激しいインフレ=悪性インフレをまねく恐れがある。