国会での活動
国会での活動 − 政治経済キーワード、金融(銀行・保険・証券)
【政治経済キーワード】不良債権
2001年7月30日
「不良債権」というとバブルの遺産というイメージがありますが、いま「不良債権」と呼ばれているものは、不況で経営が悪化した企業が中心です。金融庁自身が、「過去の不良債権処理については基本的には99年3月期をもって終わっている」とバブル型の不良債権の処理は基本的に終わったとの認識を示しています。「不良債権」の大多数は中小企業であり、まじめに頑張っているが不況で売り上げが伸びず、赤字に陥っているために「不良債権」とされているものです。
小泉内閣がすすめる「不良債権の最終処理」とは、これらの中小企業の融資を打ち切り、資金回収をすすめ、倒産に追い込むものです。日本経済の建て直しに必要なことは、「改革」と称して中小企業を切り捨てることではなく、個人消費を暖めて景気を回復し、中小企業の経営を立ち直らせることです。