奮戦記
【14.07.30】鉱工業生産指数の異常な落ち込み方
経産省が30日発表した6月の鉱工業生産指数速報値(2010年=100、季節調整済み)が前月比3.3%低下の96.7となり、東日本大震災が起きた2011年3月(16.5%低下)以来の下げ幅を記録しています。これは、消費税増税で消費が落ち込み、出荷の鈍化と在庫の増加のダブルパンチで生産の下げを招いたからです。
同時に、図に見るように、今年になって傾向的に鉱工業生産が低下していることに注目したと思います。景気は「底堅い」とか「緩やかな回復」などという安倍内閣の宣伝が、現実の実態経済の動きとは大きなずれがあるのではないでしょうか。