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奮戦記

【14.04.04】京大iPS細胞研究所は有期雇用が9割も

 内閣委員会の参考人質疑に出席された京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が提出した資料のなかに、研究所の雇用状況を示す下図があります。
 それによると、教職員214人のうち終身雇用はわずか23人(11%)で、あとは有期雇用が191人(89%)も占めています。山中教授は、「安心して働き続けられる処遇」を求めました。  

 山中伸弥教授は、日本共産党の赤嶺政賢議員の質問に対して、こう発言しました。
 ――有期雇用について、民間から来た50代の研究者は別として、20代、30代の研究者は「期限が来たら自分の将来はどうなるのか」という不安がつきまとう。家族ができると将来不安から民間に行くこともある。有期の期限が5年から10年に伸びたのはありがたいが、しかし、30代の人が10年後に「期限が来たからもう終わり」と言われると、もっと困る。ちゃんとした無期限の雇用が必要だ。日本の研究者にはゆとりがない。――
この発言に対して、委員会に共感の雰囲気が広がりました。  

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