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奮戦記

【14.02.11】安倍総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト

 安倍総理は、トップセールスに力を入れていますが、外遊の際に大企業の代表を同行させる場合が多いのが特徴です。以下の一覧表は、安倍総理の主な外遊時に同行した企業です。目的の中には原発輸出も含まれます。
 安倍総理は、どのようにして同行者を選んでいるのでしょうか。1月29日の「日経新聞」にその手法の一端が紹介されています。
 「今度の首相外遊に御社の社長に同行してもらいたい。誰にも相談せずに、返事は私のこの携帯にお願いしたい」と、「ある商社の渉外担当は、経済産業省幹部からこんな勧誘を受けた」と。
 以前は経団連がメンバーや段取りを整える窓口だったが、いまの安倍政権では「首相補佐官の長谷川栄一(61)が企業のリストを練り、経産省が対象者を『一本釣り』で勧誘する」というのです。
 自分の好みの人々だけでことを進めようという安倍総理のやり方が、この面でも発揮されているようです。

●安倍総理外遊時に同行した企業数・人数――総括表

 

●2013年4月28日〜5月4日 ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ

 安倍総理が、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UEA)、トルコを訪問した時(2013年4月28日から5月4日)に、同行した企業・団体のリストです。経団連会長やJBIC総裁ら118企業・団体、383人。
 このうち、日本原子力学会の賛助会員は11社にのぼります。――IHI、大林組、大成建設、東芝電力システム社、東洋エンジニアリング、日揮、日立GEニュークリアエナジー、日立製作所、日立造船、三菱電機、三菱マテリアル。
 この安倍総理の原発売り込み外交には驚きました。UEA、トルコと原子力協定で合意し、サウジアラビアと交渉に合意したのです。
<2013年>
4/28 東京国際空港 発 → ロシア(モスクワ) 着
4/29 日露首脳会談など
4/30 ロシア(モスクワ) 発
5/ 1 サウジアラビア(ジェッダ) 着
   日・サウジ首脳会談など
   サウジアラビア(ジェッダ) 発 → アラブ首長国連邦(アブダビ) 着
5/2  日・アラブ首脳会談など
   アラブ首長国連邦(アブダビ) 発
5/3  トルコ(アンカラ) 着
   日土首脳会談など
5/4  トルコ(アンカラ) 発 → 東京国際空港  

 

 

●2013年5月24日〜26日 ミャンマー

 安倍総理が、昨年(2013年)5月24日〜26日に、ミャンマーを訪問した時に参加した企業・団体のリスト。 経団連日本ミャンマー経済委員会委員長ら43企業・団体、117人。  

●2013年8月24日〜29日 バーレーン、クウェート、カタール

 安倍総理が、昨年(2013年)8月24日〜29日に、バーレーン、クウェート、カタールを訪問した時に参加した企業・団体のリスト。経団連会長や中東協力センター会長ら92企業・団体、210人。  

 

●2013年10月28日〜30日 トルコ

 安倍総理が、昨年(2013年)10月28日〜30日にトルコを訪問しときに参加した企業・団体のリスト。経団連会長や日土合同経済委員会委員長ら10企業・団体、35人。  

●2014年1月10日〜14日 コートジボワール、モザンビーク、エチオピア

 安倍総理が今年1月10日〜14日まで、アフリカのコートジボワール、モザンビーク、エチオピアを訪問したときに、参加した企業リスト。経団連サブサハラ地域委員会委員長ら47企業・団体、121人。建設、石油・化学・資源、金融機関が目立ちます。  

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