奮戦記
【13.12.06】中国による防空識別圏設定に抗議し撤回をもとめる決議
衆院本会議で「中国による防空識別圏設定に抗議し撤回をもとめる決議」が全会一致で採決されました。私が、衆院議院運営委員会で意見表明をした内容は以下の通りです。
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決議案について発言します。
今回、中国政府が、尖閣諸島を含む東シナ海の公海上空に「防空識別区」を一方的に設定し、公海上空における飛行の自由を制限する措置をとったことは、「軍事的緊張を高める」ものであり、私たちに日本共産党は、こうした措置の撤回を強く要求してきました。
12月2日月曜日に自民党から決議案の提案があった際、私は3つの考え方を提起しました。決議に理念的な価値観を入れず、事実に基づいて、冷静な対応をとる、ということです。
そのうえで具体的に、特につぎの2点を指摘しました。
案文にあった「必要なあらゆる措置を取る」という表現は、軍事的対応を含むものとなりかねないもので削除すること。また、外務大臣談話や自民党談話にものっていない飛び跳ねた言葉は削るべきである、と申し上げ、いくつかの削除箇所も示しました。
各党持ち帰りのうえ、12月4日の議運理事会に提示された最終的な案文は、わが党の主張を一定程度、反映されています。
しかし、「尖閣諸島の上空をあたかも『中国の領空』であるかのごとくあつかっていることは」という文脈で、「領土主権への重大な侵害行為」と断じるのは、外務大臣談話でも使っていない言葉であり、過剰で断定的な表現ではないかと思います。
以上を指摘したうえで、決議案には賛成の態度を表明します。