奮戦記
【13.11.28】物価が上がるのが、なぜ良いことなのか?
アベノミクスの目標の一つに、「物価を2年間で2%上げる」というのがあります。物価が上がるのが、なぜ良いことなのでしょうか。
日銀の「国民生活に関するアンケート調査」をみると、「物価上昇についての感想」というのがあります。それを見ると、「どちらかと言えば好ましいことだ」が3.9%、「どちらとも言えない」14.5%、「どちらかと言えば、困ったことだ」が80.9%です。
圧倒的に多くの方々が「困ったことだ」と答えているのですから、物価上昇の印象は、はなはだ悪いのです。
このうえに、消費税増税が実施されたら、国民から大規模に所得を奪うことになります。いまのところ、それを超えるほどの賃上げや年金の支給増の話はありません。
結局、消費税増税を中止させ、社会保障・福祉の充実をはかり、大幅賃上げを勝ち取るほかに、生活を守る有効な手だてはないのです。