アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

奮戦記

【13.10.11】国家安全保障特別委員会の設置は一致せず、見送り

 今日の議院運営委員会理事会でも、議論になっているのは、国家安全保障特別委員会の設置です。

 自民党が、昨年7月公表した「国家安全保障基本法案(概要)」によれば、集団的自衛権の行使を前提に、米国との安全保障政策上の緊密な連携を図るための国家組織として「国家安全保障会議」を位置づけ、それと一体で「秘密保護法」の制定を明記しています。
 「国家安全保障」のいきつく先は、「集団的自衛権」を容認し、日本をアメリカと一体で「戦争する国家」につくりかえることにほかなりません。

 与党が、提出を準備している秘密保護法は、防衛・外交をはじめ国政の重要問題、とくに日米同盟の実態を国民に隠すため、その危険性を追及し批判するものを封殺するものです。言論表現の自由、報道の自由、国民の知る権利を侵害する重大な問題です。

 立法によって憲法9条を実質的に壊していくものであり、そのための特別委員会の設置など、断じてみとめられません。

 今日の議運理事会では、自民党が提案していた国家安全保障特別委員会の設置は、与野党の意見がが一致せず、当面、設置が見送られることになりました。
 一定の成果です。しかし自民党は、臨時国会の間に合意の上つくりたいと言っていますので、警戒が必要です。

Share (facebook)

このページの先頭にもどる