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奮戦記

【13.09.13】第27回日本高齢者大会で党を代表して挨拶

 第27回日本高齢者大会は、全国から約3000人の参加者で大きく盛り上がりました。高齢者パワー全開!です。私は、日本共産党を代表して連帯の挨拶をしました。
 消費税増税、年金・医療・介護の改悪など、安倍内閣による高齢者へのしわ寄せが増しているとき、高齢者による総反撃は、国民のたたかいの底力です!  

 以下は、私がおこなった挨拶の大要です。



 皆さん、おはようございます。
 ご紹介いただきました、日本共産党衆議院議員の佐々木憲昭です。日本共産党を代表して、心から連帯のご挨拶を申し上げます。

 日本高齢者大会は、今年で27回目を迎えます。日本の数ある集会のなかでも、いちばんパワーあふれる集会です。参加された元気いっぱいの皆さんから、私もそのパワーをもらって帰りたいと思います。

 実は私も皆さんと、年はあまり違いません。
 私が生まれたのは、昭和20年、1945年11月です。この11月で68歳になります。
 私の名前は、「憲法の憲」「昭和の昭」で憲昭です。当時は、明治憲法に変わる新しい憲法をどうするか議論され始めていた時期で、亡き両親がつけてくれました。
 私は、憲法とともに生きてきましたから、明文改憲であろうが解釈改憲であろうが、憲法改悪は絶対に許さない、その意気込みでたたかってきました。これからも、皆さんとご一緒に頑張る決意です。

 日本共産党は、都議会議員選挙と参議院議員選挙で大躍進を勝ち取りました。都議会は2倍、参議院は3倍増であります。
 これは、自民党政治と正面から対決してたたかう「ぶれない」党は、日本共産党しかないと、多くの皆さんに評価していただいたからだと思います。皆さんのご支援、ご協力にあらためて感謝申し上げます。

 選挙の結果、安倍内閣が誕生し自民党が復活したように見えますが、決して個々の政策が支持されたわけではありません。
 安倍内閣が進めようとしているのは、来年4月からの消費税増税、70歳から74歳の医療負担の倍化、年金引き下げ、生活保護基準の引き下げなど、高齢者に対する総攻撃であります。
 さらに、原発再稼働、TPP、基地強化、オスプレイ配備、憲法改悪など、日本の将来をますます危険な方向にねじ曲げようとしています。

 これらの問題で、自民党・安倍内閣の動きに、反対や批判の声が多数となっています。
 たとえば、最近の「朝日新聞」の世論調査をみると、消費税増税に賛成が39%、反対が52%で、反対の世論がますます増えています。
 原発については、「再稼働」に反対が56%。福島第一原発の汚染水対策は、対応が遅かったという人が72%にものぼっているのです。

 アベノミクスもきわめて危険です。
 日銀は「異次元」の金融緩和だと言いますが、日銀と銀行の間にじゃぶじゃぶおカネがたまるだけで、銀行から先の経済活動におカネが流れていません。
 それは、資金需要がないからです。その原因は、GDP(国内総生産)の6割を占める家計消費が伸びず、内需が低迷しているのが原因であります。
 家計を冷やしながら、いくら公共事業を増やしても景気対策として効果はありません。
それなのに、政府は大規模な公共事業の拡大に走り、多額の国債を発行し、日銀が膨れあがった国債を市中から大量に買い上げようとしています。
 これは、事実上の赤字国債の日銀引受けです。こうなると結局は財政規律を失い、過剰な通貨供給を招くことになります。

 このままでは、通貨価値の下落に伴うインフレーションを呼び込むことになるのではないでしょうか。これは、不況下での物価上昇、すなわちスタグフレーションへの道です。この道は絶対に歩んではなりません。

 いま、なすべきことは、家計を直接暖める政策への転換です。消費税増税を中止すること、年金・医療・介護などの社会保障負担を大幅に軽減し、賃金を大幅に引き上げることです。

 高齢者のたたかいは、憲法を守り、国民の暮らしを守る底力です。日本共産党は、皆さんの要求を実現するため、とともに頑張る決意を述べて、連帯のご挨拶といたします。

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