奮戦記
【13.07.18】憲法を守り生かす政治に!今こそ、反戦平和の日本共産党へあなたの一票を!(facebookより)
日本国憲法が、1947年5月3日に施行されてから66年。いま、改憲をめぐる情勢が重大な局面となっています。
天皇制政府の起こしたあの侵略戦争で、日本国民310万人、アジアで2000万人の尊い命が奪われました。その反省から、前文では「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」「主権が国民に存することを宣言し」とうたっています。
私の名前は「憲昭」。憲法の「憲」、昭和の「昭」と書きます。
生まれは、敗戦直後の昭和20年、1945年11月11日。そのころ、明治憲法に代わる新しい昭和の憲法をつくろうという気運が盛り上がっており、両親がそれを感じて「憲昭」と名付けました。私は、この名前に誇りを持って生きてきました。
そもそも憲法とは、国が従わなければならない決まりであり、国家権力の行使を制限し国民の人権を守る、そういう性格をもつものです。
日本国憲法が掲げる「主権在民」「恒久平和」「基本的人権」「議会制民主主義」「地方自治」の先駆的原理をまもる国民的努力によって、戦後の日本社会が築かれ支えられてきました。これは大変重いものです。
安倍総理は、すぐに「憲法9条の改定」というと反発が大きいので、憲法改正の発議要件(96条)の改定を言い出しました。憲法改正の発議が3分の2の賛成では、たいへんハードルが高いから、これを下げて、2分の1の賛成でできるようにしようというのです。
こんな姑息なやり方で、簡単に憲法を変えやすくしようというのは、改憲論者や保守的な方々の中からも批判をあびています。
この参院選で、自民党は公約に、2012年4月に発表した「日本国憲法改正草案」を示し、憲法9条を改定して「自衛権を明記し、国防軍の設置を規定」することを掲げました。そして、憲法改正の発議要件を引き下げ、「国民の憲法改正を判断する機会をつくり」、「憲法を、国民の手に取り戻します」と書いています。
安倍総理は、参院選に入り街頭演説では憲法問題について口をつぐんでいましたが、7月15日放映の長崎国際テレビのインタビューで、とうとう本音が出ました。安倍総理は「われわれは9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。これがむしろ正しい姿だろう」と言明しました。
これは、憲法96条改定の目的が、9条の改悪にあるということを、あからさまに語ったということです。自衛隊の「存在と役割」を明記すれば、いまある自衛隊を追認するということにとどまりません。「海外で戦争をする国」に日本をつくりかえることになるのです。
また、自民党の石破幹事長が4月にテレビ出演し持論を展開していた内容が、7月16日付の東京新聞で報道されました。
石破幹事長は、自民党の改憲草案の内容について、憲法9条を変え、自衛隊を「国防軍」にし、現行憲法で禁じられている「審判所」=軍法会議(軍事法廷)の設置することを盛り込んでいると述べました。そして、「国防軍」になって「出動せよ」と言われたら、行きたくないという人もそれに従え、従わなければ、最高刑だ、「死刑」「無期懲役」「懲役300年」、こうした重罰を課すために「審判所」が必要だと、述べています。
背筋が寒くなるような話です。こんな歴史の歯車を逆戻りさせるような、軍国主義化は絶対に認めるわけにはいきません。
憲法96条の改悪は、制限を取り外し時の権力者の意向によって簡単に憲法を変えることができるようにしようというものです。そして、その真の目的は、憲法9条を改変し日本を「海外で戦争をする国」につくりかえることが明らかになりました。
国民多数の声は憲法9条改定に反対です。
世界の流れは、無法な侵略戦争を許さず、国際紛争を粘り強い話し合いによって解決するというものです。
日本共産党は、党をつくって91年間、戦前の暗黒時代から、命がけで反戦平和を貫いてきた、ただ一つの政党です。このきな臭い横暴、暴走を、しっかりと歯止めをかけていくことができるのは、日本共産党が伸びてこそです。
憲法を破壊し、再び暗黒の世の中をつくってはならないと、改めて決意し、頑張りぬく覚悟です。
今朝見た可憐な花!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
佐々木憲昭twitterより