2013年5月31日、生活保護制度の申請をはねつけ、利用者を追い出す生活保護法改悪案と生活困窮者自立支援法案が衆院厚生労働委員会で強行採決され、自民、公明、民主、維新、みんな各党の賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。
　たった２日間の審議で採決を強行したことに対して抗議行動が議員面会所で行われました。
　衆院議員面会所に傍聴者ら約30人が集まり、強行した自民、公明、民主など各党に怒りの声をあげました。

　行動には、私をはじめ、日本共産党の衆参国会議員が駆けつけ、志位和夫委員長と、高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員があいさつ｡志位氏は､「たたかいはこれからです。参院で廃案を目指してがんばりぬく」と表明しました。

佐々木憲昭Twitterより

　自民、公明、民主は、今日夕方の衆院厚労委での生活保護法改悪案の採決を決めた。餓死者も出ているのに、申請者を窓口で締め出す“水際作戦”の合法化だ。
　生活保護申請の「書類提出」の義務化、「扶養照会」の強化を盛り込み、日弁連も「憲法25条が保障する生存権を空洞化させる」と反対している。

　生活保護法改悪案に対し「窓口で締め出される」といってきた民主党は「『特別の事情』があればこの限りではない」とする修正案を提案。改悪の根幹を変えるものではない。それで法案成立合意。
　日本共産党の高橋議員は「こんな重要な法案を十分な審議もせず採決することは許されない」と採決に反対した。

　リーマンショック後の派遣切りで路頭に迷った労働者を救うため、住所がなくても口頭で生活保護を申請できる柔軟な対応がなされてきた。ところが今度の改悪で書類作成などさまざまな理屈を付け窓口で締め出す無法な水際作戦が合法化される。
　餓死者や自殺者をこれ以上出すようなことをしてはならない！