奮戦記
【11.12.17】東電福島第一原発の事故は「収束した」と言えるのか
野田総理は、昨日の記者会見で、東京電力福島第1原発の事故について「原子炉は『冷温停止状態』に達し、事故そのものは収束に至ったと判断できた」と宣言し、東電の西沢社長も「事故の収束がはかられた」と述べました。
果たして、そのように言えるでしょうか。
そもそも「冷温停止状態」というのは、「通常」運転で原子炉を停止したさいに使うべき用語ではないでしょうか。
重大事故で原子炉が破壊され、炉心溶融(メルトダウン)を起こし、事故から9カ月たった今も、溶けた燃料の状態がどうなっているかわからないのです。
そのうえ、放射能汚染水は増え続け、放射性物質の外部への放出も止まっていません。
避難した住民や専門家からは、“これで事故が収束したといえるのか”と批判の声があがってるのは当然です。
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