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奮戦記

【11.08.27】民主党の代表選挙に思う

   民主党の代表選挙が告示されました。政権与党の代表選は、総理大臣に直結するだけにマスコミも注目しています。

 しかし立候補した5人の政策論争を聞く限り「政策の差別化に腐心」とも報道されているように、沖縄の米軍基地問題、消費税増税など、誰が代表になっても本質的な違いはないように見えます。
 それよりもたいへん奇妙なことは、民主党で党員資格停止処分を受けている小沢一郎元代表の隠然たる力です。

   小沢氏が支持しを表明した海江田氏が、党内最大勢力の小沢グループを基盤に約115票を確保、「決選投票に進む足場をほぼ固めた」と報道されています。

 小沢氏が、どの候補者を「支持する」とか「支持しない」と一言いうだけで、代表になれるかどうかが決まるというのは、かつて自民党の「ヤミ将軍」とも言われた田中角栄と非常に似た現象です。
 この点でも、政党とはどうあるべきかが、今後、あらためて問われることになるでしょう。

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