奮戦記
【11.08.25】まともな「政策論争」は期待できない――民主の代表選
27日告示、29日投開票の日程で民主党の代表選がおこなわれます。
前原誠司前外相とともに、野田佳彦財務相、海江田万里経済産業相、鹿野道彦農水相、馬淵澄夫前国土交通相などが立候補予定とされます。
多くの国民のなかに「日本をどうしていきたいのか、政策を聞きたい」「誰も政策論争をしないのはおかしい」などという声が聞こえます。
確かに、“小沢詣で”のように、元代表の小沢一郎氏にすりよる姿ばかりが目立ち、政策をまともに議論する姿勢が伝わってきません。
国民が政権交代に託した自民党政治を変えてほしいという願いは、2年間の民主党政権によって、つぎつぎと踏みにじられてきました。
沖縄の米軍基地問題をはじめ、後期高齢者医療制度の実質存続、消費税の増税計画、TPP(環太平洋連携協定)の参加問題、子ども手当の児童手当への回帰など。……いったい自民党政治とどこが違うのでしょうか。
これらを根本的に問い直す政策論争を、誰もやろうとしません。もはや期待してもムダだというなら、まことに情けないことです。
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