奮戦記
【11.06.29】「一体改革」の消費税増税めぐる“混迷”ぶり
与謝野経済財政担当大臣と野田財務大臣、民主党の仙谷代表代行、玄葉政調会長(国家戦略担当大臣)が、「社会保障と税の一体改革」をめぐり協議しましたが、混迷の度を深めています。
与謝野、野田両氏は、消費税率引き上げについて「2015(平成27)年に10%まで引き上げる」としてきたのを「2015年をめどに」と修正する案を示しました。
しかし、仙谷氏らは党の抜本調査会(仙谷会長)が求める「2010年代半ば頃までに」との表現を受け入れるよう求めたそうです。
それでいながら、「一体改革」の政府・与党案を30日に取りまとめる方針を確認したいうのです。
そのうえ、まとまった政府・与党案を「直ちに閣議決定しない」ことでも一致したというのです。
いったい、どうなっているのでしょうか。
これほど混迷を深めるなら、消費税増税などやめて、思いやり予算や政党助成金などのムダ削減、大企業・大資産家優遇税制の改革など、別の財源を探すべきではありませんか。
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