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奮戦記

【11.02.14】 法人税率「引き下げ競争」に歯止めを!

   民主党・菅内閣は、庶民に消費税増税を押しつける方針を固めながら、法人税の実効税率を5%引下げることを提案しています。

 しかしいま大企業は、244兆円もの莫大な内部留保をかかえ、手元資金がだぶついているのが実態です。
 これ以上法人税を減税しても、内部留保がますます積み上がるだけです。
 1998年にOECDは、国家間で激しくなる法人税率引下げ競争に警鐘を鳴らしました。
 それなのに、ギリシアをはじめ多くの国は、法人税引き下げ競争に走り、それが一因で、深刻な財政悪化をまねいているのです。

   峯崎前財務副大臣は、昨年G20の財務大臣・中央銀行総裁会議で、「法人税率の引き下げ競争に歯止めをかける必要がある」と訴えました。

 いま必要なのは、法人税率引き下げ競争を加速することではありません。
 このような「有害な税引き下げ競争」を止める国際的強調こそ必要なのです。

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