奮戦記
【11.02.05】民主党・菅内閣が自民系増税派を取り込む“異常”
菅内閣は、自民党系の消費税増税派を次々と取り込んでいるのは、あまりにも異常です。
自民党と書いてもらい比例代表選挙で当選した与謝野馨氏が、議員を辞めずに民主党内閣の大臣席に座っていることも異様ですが、それだけではりません。
菅内閣は、自民党政権の厚労大臣だった柳沢伯夫氏を、社会保障・税一体改革「集中検討会議」委員に起用しました。
柳沢氏は、昨日の「朝日新聞」インタビューで「変節だと言われても、ちっとも構わない」と開き直りました。
その上で、こう述べたのです。
――財政赤字を考えると「消費税10%では間に合わない」、菅総理が「自分の首を差し出すぐらいの覚悟が必要だ。社会保障と税の一体改革と心中するんだと。」と消費税の大増税をもとめました。
そのうえ、「麻生内閣のとき、改正所得税法で、消費増税を含めた法制上の措置を11年度までに講じるとの附則を盛り込んだ。自民党と公明党には製造者責任がある」とまで言いました。
これは「消費税大増税のための大連立」を煽りたてているとしか、言いようがありません。――民主党政権が、こんな元自民党の幹部を重用するなど、とんでもないことです。
「4年間は消費税を上げない」と言っていた、あの公約はどこに行ったのでしょうか。
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