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奮戦記

【10.12.13】民主党の自浄能力はその程度なのか

   政治倫理審査会(政倫審)は、弁明したい人が“開いてくれ”と申し立てて開かれるもので、本人が希望しなければ、国民の目にもマスコミにも、さらされない非公開の場でおこなわれるものです。

 しかも、議事録さえつくられません。偽証罪に問われることもありません。──これでは、真相解明につながらないことは明らかです。
 真実を明らかにするためには、偽証罪に問われる証人喚問の場に出てきて、証言することが不可欠です。

   民主党は、今日午後の役員会で、小沢一郎元代表の国会招致問題について協議しましたが、証人喚問どころか、政倫審への出席を巡って党内が混乱するという事態になっています。

 岡田克也幹事長は、記者会見で、(1)自らが改めて小沢氏に衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席を説得する。(2)小沢氏が出席を拒否した場合は、党として政倫審での小沢氏出席の議決を求めるという2点で幹事長一任を取り付けたと説明しました。

 しかしその直後に、「幹事長一任」をどう解釈するかで、党内の違いが露呈するありさまです。
 これでは、民主党として自浄作用がないということを証明しているようなものです。

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