今日から臨時国会が始まり、午後の衆院本会議で菅内閣総理大臣の所信表明演説がありました。

　総理の演説を聞いても、これまでの自民党政治をこう変えるという明確なビジョンが示されませんでした。

　補正予算の内容も柱だけで、どのような内容を盛り込むのかハッキリしませんでした。
　しかし、大企業応援と国民負担増、アメリカ追随の方向だけは明確です。――「消費税を含む税制全体の議論を進めたい」、法人税は「年内に見直し案（引き下げ）とりまとめます」、普天間問題は「５月の日米合意を踏まえて取り組みます」、議員定数削減については「年内に方針を取りまとめたい」と述べています。

　これでは、自民党政治のいちばん悪い部分を民主党政権が執行するということになってしまいます。

　しかも、それを進めるため「与野党間の協議」「与野党を超えた議論」「野党の皆さんと意見交換」「与野党間での建設的な協議」などを、さかんに強調しています。
　こうなると、悪政の推進に野党を引きずり込もうとするものといえますので、大いに警戒する必要があります。

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日本共産党の議員団総会で志位和夫委員長があいさつ

　国会開会に先立って開かれた日本共産党の議員団総会で、志位和夫委員長があいさつをしました。

国民大運動実行委員会の国会要請デモを激励

　臨時国会に向けて、国民大運動実行委員会の主催で、諸要求を掲げた国会要請集会とデモがおこなわれました。

　日本共産党国会議員団として、連帯してたたかう決意を込め、議院面会所前でデモを激励しました。

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