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奮戦記

【10.07.10】参院選最終日 名古屋市内で訴えました

   今日は、参院選最終日、明日が投票日です。今日は名古屋市内で街頭から訴えました。

 私の演説を聞いた男性から「消費税増税の話が非常にわかりやすかった。菅総理の言い訳、右往左往ぶりが手に取るようによくわかった」との声をかけられました。
 ほかの場所でも、大きな旅行バッグを引きながら通りがかった女性が、しばらく立ち止まり、私の演説をじっと聞いていました。やがて時間を気にしながらビラを丁寧にバッグにしまい込んで立ち去って行きました。

 今回の参院選では、有権者の皆さんが「どうしようか」と迷っている様子が本当に多く見られました。私たちが訴えてきたことが、最終盤になって日本共産党への関心の高まりにつながってきたように感じます。

 昨日の奮戦記では、消費税増税の問題と私たちが考える経済政策を書きました。
 今日は、比例定数削減と普天間基地問題について、私の考えを書きます。

   民主党は、消費税増税の批判が強いので、「政治家は身を削ります」と国会議員の削減を言い始めました。
 しかし、私は削る先が間違っていると思います。
 比例代表制度は、民意を正確に反映する制度です。小さな政党でも5%の得票であれば議席も5%、20%の得票であれば議席も20%となります。
 ところが、小選挙区はどうでしょうか。たった一人しか通りませんから、3割〜4割得票した人だけが通るのが小選挙区制ですから大政党に有利で、小さな政党は排除されます。例えば最大政党の民主党が、4割台の得票をあげると、議席では7割を独占できます。
 民意を反映する比例代表を削って、民意をゆがめる小選挙区を残せば、結局、国民の声がまっとうに通らない政治になるんじゃないでしょうか。
 独裁政権になってしまう、日本の民主政治にとって、重大な危機であります。
 私は、このような「政治家が身を削る」と言う名のもとに、民主主義を破壊するというやり方を絶対に許してはならないと思います。
 主権者は国民ですから、国民の声が反映できるような、選挙制度に変えるのは当然です。むしろ、小選挙区は比例代表に変えていく方が正しいと思います。
 「身を削る」と言うなら政党助成金を削るべきです。
 だいたい国会議員80人減らして56億円ですが、政党助成金は320億円です。こちらを削れば、6倍も効果があります。

   そして、普天間の問題は、今まで自民党がやってきたことを民主党が真似をしています。
 自民党が辺野古の美しい海を埋め立てて、基地をつくるという案を出し、アメリカ側と合意を結んでいたのです。
 民主党は、最低限「県外だ」と言っていました。ところが鳩山前総理は、アメリカと防衛省の言いなりになり辺野古の海に埋め立てるという、元の黙阿弥のようなことをやりはじめました。
 菅総理も、「それを踏襲する」と言っています。自民党政治と全然変わりません。
 今やるべきことは、沖縄県民の84%が辺野古に基地をつくるなと言っている声にまっとうに答えることです。
 沖縄県民の世論調査では、「普天間基地は無条件で撤去しなさい」というのが一番多く、安保条約を廃棄して日米友好条約に改めるという声が、68%もあります。
 日本共産党の考えと、沖縄県民の気持ち、完全に一致しています。だから、日本共産党の志位和夫委員長は、5月初めにアメリカに行って、「普天間基地は無条件撤去」の沖縄県民の気持ちを伝えました。アメリカ政府は「ハイ」とは言いませんでしたが、このような行動をとっている政党は、日本共産党だけです。

 日本共産党が、なぜこのような行動ができるかと言えば、戦前・戦後88年間、侵略戦争に反対し、平和のために戦い続けた、ただ一つの政党だからです。
 この歴史と伝統の上に立って、憲法9条に基づく日本の平和外交を推進しようと身をもって行っている政党が、日本共産党です。
 また、日本共産党は、政党助成金も企業・団体献金も1円も受け取らない、ただ一つの清潔な政党です。だから、大企業に対してもハッキリとモノが言え、皆さんの願いを国政へと反映できるのです。

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