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奮戦記

【10.04.26】国は上告するな!──マツヤデンキ・障害者過労死裁判で申し入れ

   愛知県豊川市のマツヤデンキ豊川店で働いていた心臓機能障害者(障害者3級)の小池勝則さんが死亡したのは過労死だとして、妻の友子さんが国を相手に労働災害認定を求めていました。

 その裁判の控訴審判決が4月16日にあり、名古屋高裁(高田健一裁判長)は、一審判決を取り消して過労死と認定しました。
 小池さんは、2000年11月に障害者枠で雇用されましたが、健常者と同じような立ち仕事が一日中続いたり、残業や販売ノルマを課せられ、就職からわずか1カ月半後に自宅で死亡したのです。

   判決は、憲法が国民の勤労権を認め、障害者の就労を援助する以上、業務が過重であったかどうかの判断は、平均的な労働者の基準ではなく、被災者の症状を基準とすべきとしました。

 小池晃参院議員は、2008年12月18日の参院厚生労働委員会で、小池さんの過労死問題をとりあげ「労災認定について障害者の独自の基準をつくるべきだ」と要求し、舛添要一厚労大臣(当時)から「今後の検討課題としたい」という答弁を引き出していました。

 今日の厚労省交渉には、原告の妻の友子さんはじめ、弁護士の森弘典さん、支援者の皆さん、それに小池晃参議院議員、八田廣子元参議院議員が参加し、「国は上告を断念すべきだ」と迫りました。  

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