奮戦記
【10.04.20】日銀総裁に質問──金融危機再発防止のため必要な措置を
財務金融委員会で、金融危機防止策について白川方明・日銀総裁に質問しました。
私は、今回の金融危機について、アメリカで1930年代の大恐慌以来、銀行業務と証券業務を分離してきたグラス・スティーガル法を廃止するなど、規制緩和を進めてきたことに要因の一つがあると指摘しました。
そのうえで、アメリカでは現在、自己勘定取引の制限や金融機関の事業規模・範囲の制限などを含む金融規制策(ボルカー・ルール)が連邦議会で審議されていることにふれ、「日本でも具体的な規制策を考えるべきだ」とのべ、白川総裁の見解を求めました。
白川総裁は、金融危機の要因について、「規制緩和により、金融機関や市場参加者が積極的なリスクテイク(損失を覚悟して利益を求める取引)をおこなうきっかけの一つとなったのは事実だ」と答え、私の指摘を認めました。
そのうえで、「アメリカのボルカー・ルールを関心を持って注視している。日本に即した規制を考えたい」と答えました。
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