奮戦記
【09.06.09】衆院本会議で臓器移植改正4法案の「中間報告」―日本共産党は質疑続行求める
衆議院本会議で、議員有志が提出している臓器移植法改正案4案について、衆院厚生労働委員会の田村委員長による「中間報告」を行いました。
このやり方は、厚労委員会で審議がつくされていないのに、議論を打ち切るものであり、「中間報告」を求めたあと、本会議で採決に持ち込むという無責任なものです。
日本共産党と社民党が「中間報告」を行うことに反対しました。
この本会議に先立つ議院運営委員会で、私は「中間報告」に反対する意見表明をしました。――その全文は、別掲の通りです。
本会議で「中間報告」をした田村厚労委員長は、改正4案の提出経過や主な内容を説明し「今国会で何らかの結論を出すことが議員に与えられた責務だ」とする一方、各議員に「慎重な判断」を求めました。
続いて、A、B、C、D案のそれぞれに提出者からも説明と意見表明が行われました。
「臓器移植法改正案について中間報告を求める動議」に反対する意見表明
「厚生労働委員会において審査中の臓器移植法改正案について中間報告をもとめる動議」を本日の本会議の議題とすることに反対の意見を表明します。
脳死臓器移植によってしか命を救うことが困難な疾患をかかえる患者を救う道をひらくことはたいへん重要な課題です。移植をまちのぞむ子どもたちをなんとかすくう道をひらきたいと、私も思います。しかし、臓器移植法は、人の生死に関わるきわめて重大な法律です。したがって、その改正は、十分な審議をつくし、正確な医学的知見を共通認識にし、問題点を解明し、国民的な議論をつくして、合意を形成する努力が必要です。
この間の厚生労働委員会で、そのような審議がつくされているでしょうか。厚生労働委員会での審議は、小委員会をふくめても21時間であり、委員会における審議は、今国会になって5月27日に4時間、6月5日に4時間、計8時間にすぎません。
審議の内容はどうでしょうか。3年前に提出された、いわゆるA案は脳死を一律に「人の死」とし、家族同意のみで臓器提供を可能とするもので、現行法体系を大きく転換するものです。そのうえに、B案、C案がだされ、さらに今国会の5月になって新たなD案が提出されました。二日間8時間の審議で、4法案の趣旨・内容が説明され、質疑がおこなわれましたが、とても、各案の内容が深まり、国民にわかるようになったとはいえません。
新聞は「移植審議 混迷深め幕」「『脳死とは』A案迷走」「『本人意思』乱れる論拠」「にわか議論 浅さを露呈」――などと報道しています。まさに、この二日間の厚生労働委員会の審議で各案の問題点や矛盾点が噴出した段階であり、厚生労働委員会でさらに審議をつくすのがスジであります。だから、5日の委員会でも、「審議を継続すべきだ」という意見が自民党委員からも出されたのであります。
にもかかわらず、「厚生労働委員会では決められない」などといって、その審議を打切って、本会議に中間報告をもとめ、本会議で採決してしまうというのは、きわめて無責任だといわねばなりません。こういうやりかたは、臓器移植に対する国民の理解や前向きの認識を築いていくうえでマイナスに作用することにもなりかねません。そのことを深く憂慮します。
以上、中間報告をもとめる動議に反対の意見表明をおわります。
憲法審査会規程――与党が議運委で11日本会議での採決日程を強行
本日の議運委員会で、冒頭、参考人意見聴取について採決がおこなわれ、日本共産党のみ反対しました。
つづいて、日本共産党の笠井亮議員と社民党の辻元清美議員が意見陳述をおこないました。
その後、議運各党委員が発言しました。
理事会でのやりとりは、以下の通りです。
自民:2年前にやるべきことをいまやっている状態だ。本会議に上程することを合意したい。6月11日の本会議で採決したい。
民主:必要性はいずれあると思うが、�,韻犬瓩�必要だ。特別委員会の終り方が問題だ。�∋憶,箸猟汗阿睇�要であり、タイミングが大事だ。
共産:与党と議運委員長が毎回ご執心だが、国民は憲法改正を望んではいない。審査会規程はつくるべきでない。むしろ改憲手続法の廃止こそ必要だ。
委員長:長い間、設置しない状態がつづいている。会期が延長された状態のもとでは責任ある立場からやるべきだと考えている。衆院としてのつとめは果たすべきだ。
これにたいして野党各党は、採決に反対の態度を表明しましたが、与党側は、11日の本会議で採決する方針を強引に押し通しました。
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