奮戦記
【09.02.14】「構造改革」路線からの根本的な脱却こそ求められている
自民党内の足の引っ張り合い、けなしあいが激しくなっています。
マスコミが大騒ぎしたのは、小泉元総理が麻生総理を正面から「批判」したことです。
小泉さんは、郵政民営化をめぐる麻生総理の一連の発言について「怒るというよりも、笑っちゃうぐらい、ただただあきれている」と批判し、「これから戦おうという人に首相が前から鉄砲を撃っている」と述べました。
しかし、この発言は「笑っちゃう」ほどおもしろいですね。──麻生総理に前から鉄砲を撃っているのは小泉さん自身だからです。
こんな事態になったのは、もとをただせば、弱肉強食の社会をつくった「構造改革」路線に原因があります。
貧困と格差を広げた小泉・竹中路線にたいして国民の批判が高まったのにたいして、麻生さんは、多分「軌道修正」をはかろうとしたのでしょう。
しかし、根本的な打開策を示すことができず、内閣支持率が10%台に低下し、支持しないという人が70%を超えるという「政権末期」の症状を呈すようになりました。
もはや、小手先の対応ではすまなくなっています。
──国民の多くは、これまでの路線からの根本的な脱却を望んでいるのです。
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