ほんとうに、驚きました。

　郵政民営化について、麻生太郎総理が「私は賛成じゃなかった」と発言したからです。
　昨日(木曜)の予算委員会での発言です。
　しかし麻生さんは、郵政民営化を進めた小泉内閣の一員であり、旧郵政省を管轄する総務大臣だったのです。
　「反対」だったら、当然、小泉内閣の閣僚を辞任すべきだったのです。
　麻生さんは、郵政民営化法案の閣議決定に署名し、郵政民営化を最大争点とする解散詔書にも署名したのではなかったでしょうか。

　小泉純一郎元総理は、「（総務相当時の）麻生君は反対じゃなかった」と述べたと報道されています。
　麻生さんは、民営化を積極的に推進する立場に立ち、それだけを「争点」にした選挙に賛成し、その結果、与党が3分の2超という圧倒的多数を獲得。その数があったからこそ、与党内で政権をたらい回しし、いまの麻生内閣が成り立っているのです。
　いまになって「賛成じゃなかった」とは、開いた口がふさがりません。
　この発言は、「個人的には反対だったが、党の方針なので賛成した」というレベルを遙かに超えています。

　まさに、政権そのものの存立を否定する重大発言であり、いまこそ、解散・総選挙で国民の信を問うべきです。

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