奮戦記
【08.04.09】日銀の総裁・副総裁人事について/ハンセン駿河療養所について要請を受ける
今日の衆参両院の本会議で、政府が提示した日銀の正副総裁人事案について採決がおこなわれました。
白川方明副総裁の総裁昇格については、両院で日本共産党以外の与野党の賛成多数で同意されました。
しかし後任の副総裁に、前財務省財務官の渡辺博史・一橋大大学院教授を充てる人事案は、参院で民主党、日本共産党、社民党の野党の反対多数で不同意となりました。、
それに先立つ衆議院議院運営委員会で、私は、人事案についての見解を表明しました。
白川方明氏については、3月7日に示された政府の日銀副総裁任命案に対して、この間日銀が実施してきた超低金利・量的緩和という「異常な金融政策などについて明確な批判的見地を取っているとはみえない」という理由で、「賛成しがたい」との態度を明らかにしました。
今回、白川氏を総裁候補として提示されても、わが党の態度を変える理由がありませんので、不同意の立場を表明しました。
渡辺博史については、聴聞会で、80年代のバブルを引起した低金利政策について止めた時期について疑問は呈したものの、当時の金利政策に批判的態度は示しませんでした。
また、90年代後半の銀行への税金投入について、当時の政府の判断を「必要であった」と評価し、投入の時期が遅くれたことを反省していると述べました。
その一方で、税金投入・不良債権処理がもたらした国民への被害について反省的発言はありませんでした。
渡辺氏も、従来の政府・財務省の政策の枠を超える発言が見当たらず、この間日銀が実施してきた異常な金融政策などについて明確な批判的態度を取っているとはみえないことから、不同意の態度を表明しました。
ハンセン駿河療養所を守れと地元の要請を受けました
今日は、ハンセン駿河療養所を守れと地元の要請を受けました。
私も訪れたことがある療養所です。
地元の代表から、「100人を切ると廃止に追い込まれる危険がある」ので障害者も含めた医療・療養の拠点として維持するよう要請を受けました。
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