奮戦記
【08.04.08】日銀総裁・副総裁候補の聴聞/財金委で法案質疑
今日は、議院運営委員会で、日銀総裁候補の白川方明氏と副総裁候補の渡辺博史氏の所信聴取と質疑をおこないました。また、財務金融委員会で、通関情報処理センター民営化法案についての質疑をおこないました。
議運委で日銀総裁候補と同副総裁候補の所信聴取と質疑をおこないました
今日の議院運営委員会で、政府が前日に示した日銀総裁に白川方明同副総裁を昇格させ、その後任の副総裁に渡辺博史一橋大学大学院教授(前財務官)をあてる国会同意人事について、両候補の所信聴取と質疑をおこない、私も質問しました。
白川氏は所信表明で、総裁空席は「異例の事態だ」とし「早急に解消される必要がある」と強調しました。
また、国際的な金融市場の動揺について、日銀として「上下両方のリスク要因などを注意深く点検し、それにもとづいて、必要かつ適切な政策を機動的に実施することが重要だ」と指摘しました。
渡辺氏は「中央銀行の独立性と透明性は、金融政策の新任を得るうえできわめて重要である」とのべました。
私は、質疑後の記者会見で、白川氏について超低金利政策など「これまで日銀・政府がすすめてきた金融政策の枠組みの外に出ない発言が目立った」と指摘しました。
また、渡辺氏については「超低金利政策についても、銀行への公的資金投入についても、基本的には必要との立場を表明した」とのべました。
明日、衆参両院はぞれぞれ本会議をひらき、日銀人事案について採決する予定です。
財金委で通関情報処理センター民営化法案の質疑をおこないました
私たちは、一般論として技術革新を否定するものではありません。
通関に関する情報処理のシステムの統合=シングルウィンドウ化についても同じです。
問題は、なぜそれを「民営化」しなければならないのか、ということにあります。
財務省は、2001年9月4日に「特殊法人等の廃止又は民営化に関する報告」を出して、NACCS(通関情報センター)の業務は、国固有の業務なので「民営化による処理は馴染まない」と言っていました。
ところが、それに反して、今回出されている法案は「民営化」法案なのです。
私は、なぜその考え方を変えたのか、と質しました。しかし、額賀大臣からはまともな答弁はありませんでした。
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