奮戦記
【08.02.16】日本美術刀剣保存協会の不正疑惑で質問主意書を提出しました
私は、これまで日本美術刀剣保存協会の不正疑惑を、何度か国会で追及してきました。
07年3月31日「奮戦記」、07年3月27日「奮戦記」などをご覧ください。
その後の事態を踏まえて、2月12日、「財団法人日本美術刀剣保存協会における刀剣審査の規程違反・手続き等の不正に関する質問主意書」を提出しました。
同協会（佐々淳行会長）が行っている刀剣審査で、「特別重要」などの上級ランクに指定されれば、高いもので1本数千万円相当にも価格が跳ね上がります。
このことから、本来、審査の透明性・公正性が求められていますが、実際は、協会役員が審査に申請したり、偽名や仮名を使った申請（「幽霊会員」）が行われるなど、数々の不正が明らかになっています。
質問主意書では、
�〆鯒�５月、文化庁が協会に対して行った「実地検査」の結果をただすとともに、引き続き改善を求める。
��調査した結果「疑惑はなかった」とする同執行部の姿勢についての厳正な対応を求める。
��「非会員全員が入会した」と回答する欺まんなどに対し、数々の不正な事例をあげて文化庁の厳格な対応を求める、としています。
「疑惑はなかった」とする協会の回答に対しては、「申請は会員に限る」との内規に反し、非会員からの申請が、０２年４月から０６年４月の４年間で３１３件にものぼっていること、なかでも申請者の氏名・会員番号・住所が一致しない「幽霊会員」が多数「存在する」ことを指摘。厳密な調査と解明を求めています。
さらに、内部規程に違反している理事が今なお６人も在籍している実態を告発し「あまりに非常識なことが起こっている場合は…民法の規定にのっとって適切に対処」（０７年３月衆院文部科学委員会）するとした伊吹・文部科学大臣（当時）の答弁に基づいた措置を講ずるよう求めています。
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