奮戦記
【07.10.27】浜岡原発訴訟静岡地裁の判決──中部電力の言い分を丸呑み!
中部電力浜岡原発は、マグニチュード8クラスの巨大地震の震源域にあります。
このような場所での原発の立地は、常識では考えられません。
マグニチュード6.8の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原発に「想定外」の被害をもたらしたことは、記憶に新しいところです。
そのうえ、浜岡原発1、2号機は、それぞれ1976、78年に運転を開始しており、30年程度といわれる「原発の寿命」にきています。
国民を重大な危険にさらす恐れのある浜岡原発は運転を停止して、予想される東海地震に備えることが必要です。
ところが、浜岡原発訴訟にたいする静岡地裁の判決(10月26日)は、「安全評価審査指針が定める評価方法に問題はない」「浜岡原発の耐震安全性は確保されている」「浜岡原発の地盤は堅固で、地震発生時に安全性に影響を及ぼす変化は考えられない」などというものでした。
この判決は、中部電力の主張を全面的に受け入れたもので、柏崎刈羽原発の教訓を無視しており、安全を求める国民の声にはこたえるものになっていません。
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