柳沢伯夫厚生労働大臣は、今日の閣議後会見でこう発言したそうです。

　――若い人は「結婚し２人以上の子どもを持ちたいというきわめて健全状況にある。そのような日本の若者の健全な希望にあった政策をだしていくことが非常に大事だ」と。

　しかし、２人以上の子どもを持つことが「健全」だというなら、それ以下は「不健全」だというのか、ということになりますね。

　やはりその意識の奥底には、人間を「機械」扱いする思想と同様のものがあるのではないでしょうか。それが、人間の尊厳を傷つけることになっているのです。

　「機械」発言に続くこの発言は、きわめて重大です。いったい「あの謝罪」は何だったのか、ふたたび波紋を広げています。

国会正常化へ与野党交渉！ 明日から正常化

　今日は夜中まで、柳沢発言をめぐって「不正常」な状態におちいっている国会を「正常化」するための話し合いが、さまざまな局面でおこなわれました。

　政府・与党が、柳沢大臣を「どうしても辞めさせない」という態度をとり続けている以上、審議を通じて徹底追及しなければなりません。

　今夜、２３：２０から与野党国対を開き「正常化」で合意。その直後の衆予算理事懇で「補充」含む集中的審議の日程をきめました。

◆合意内容

※７日（水）の開会に際しては、予算委員長より「予算案の審査に入る。この際、少子化その他の集中的審議を行ないます」と発言する。

７日（水）予算委（ＴＶなし）
　　９：００〜１２：００　予算委質疑（３ｈ）
　１３：００〜１７：００　予算委質疑（４ｈ）

８日（木）予算委（ＴＶなし）
　　９：００〜１１：００　予算委質疑（２ｈ）

◆衆予算理事懇（２３：５０〜）で決まった時間割り。

７日＝与党１時間、民主６時間。
８日＝共産５０分、社民４０分、国民３０分