奮戦記
【07.01.26】安倍総理の施政方針演説―国民の願いに背向ける
今日は、安倍総理大臣の施政方針演説がおこなわれました。引き続き、麻生外務大臣の外交演説、尾身財務大臣の財政演説、太田内閣府特命担当大臣の経済演説がありました。
安倍総理の施政方針演説には、「やさしい」「美しい」「信頼」「親切」など、言葉だけはちりばめられていますが、上っ滑りしている感じです。
そのため、自民党席の拍手もパラパラ。とりわけ“小泉チルドレン”たちも、表情が固くシラケムードでした。
肝心の「格差」も「貧困」については、一言もないのです。あるのは、憲法改定にむけた意志と、この国会での改憲手続法を通そうというたくらみ。そして、消費税増税のねらいだけです。
国民の願いとは、まったくかけ離れたものとなっているのです。
政治資金疑惑で角田参院副議長が辞任!
角田義一参院副議長は、今日午後、選挙資金の不正処理疑惑に関し「政治不信を増大させる結果となれば国民に申し訳ない」と述べ、副議長辞任を表明しました。
2001年の参院選で自身の総合選対本部が約2500万円の献金を集めながら、政治資金収支報告書などに記載していなかったという疑惑が指摘されたためです。副議長辞任は、民主党にとって出鼻をくじかれた格好です。
説明が不十分との批判には「民主党群馬県連は昨年6月から事実上、分裂・内紛状態にあり、会計帳簿や通帳が流出した。資料が存在しないので説明できなかった」と釈明しました。
政治とカネをめぐる国民の政治不信も一段と高まりそうです。