奮戦記
【06.11.17】衆院財金委で参考人質疑―サラ金業界の代表に質問
今日は、衆議院の財務金融委員会で、参考人質疑がおこなわれました。
参考人として出席したのは、全国貸金業協会連合会(全金連)会長の石井恒男会長(富士信社長)、プロミスの神内博喜社長、アイフルの福田吉孝社長、全国銀行協会の畔柳信雄会長(三菱東京UFJ銀行頭取)、信託協会の森田豊会長(住友信託銀行社長)、生命保険協会の斉藤勝利会長(第一生命保険社長)です。
200万人の多重債務者がおり、20万人の自己破産が毎年生まれていることは、きわめて異常な事態です。
私は、これら多重債務者が「自分の債務がどのようになっているか、資料も手元にないひとが多い。最近は、過払い返還請求が各地で起こっているが、これまでの債務履歴を開示することがもとめられている。誠実に対応すべきだ」と聞きました。
これにたいして、全金連の石井会長は「金融庁のガイドラインに沿って、開示することになっている」と答えました。
次に、プロミスとアイフルの社長に、「弁護士が代理人とならない場合でも、債務者本人が直接、過払い返還請求をした場合、誠実に対応するか」とただしました。
プロミスの神内社長は、「弁護士等第三者を含めて、任意性があったかどうか判定をいただく」と答えましたが、アイフルの福田社長は、「弁護士の介在なしに、債務履歴や過払い請求があったときにも誠実に対応させていただく」と答えました。
全金連の「議事録」開示要求に、石井会長が「検討」を約束
全金連の石井会長は、今度の法案にある金利規制も総量規制も「副作用が強い」ので賛成できない旨の意見陳述がありました。
私は、これまで全金連は、金利引き上げを求めて政治家などにさまざまな働きかけをおこなってきたのではないか、と問いただしました。
たとえば、2003年のヤミ金規制法制定の際、出資法の上限金利を29.2%から34.675%に引き上げる方針を決め、その実践組織として「金利・業法部会」をつくって、福田吉孝氏(現アイフル社長)が責任者となって活動してきました。
そのさい、全金連は「議員の業界に対する理解が不足」しているという考えのもとに、マスコミ、行政、政治に働きかけてきたのです。
関係者の話によると、全金連の理事会で福田氏は「ヤミ金がひろがったのは、我々にとっては金利引き上げへの追い風だ。ミサイルが手に入ったようなものだ」と、重大な発言をしていたそうです。
この事実を確かめると、福田社長は「記憶にない。前後関係があったのではないか」とのべ、発言を否定しませんでした。
ところが、全金連の石井会長は「ヤミ金対策活動を、利上げのためにやったというのは見当違い」と開き直りました。
私は、「それなら証拠として、議事録を提出せよ」と求め、財金委の理事会で検討することになりました。
財金委で神田駅周辺のサラ金業者雑居ビル、三井住友銀行のプロミス自動契約機を視察しました
午前中には、財務金融委員会で、神田駅周辺のサラ金業者雑居ビル、三井住友銀行のプロミス自動契約機を視察しました。
サラ金のカンバンが立ち並び、ヤミ金がはびこっている異常な雰囲気が広がっています。無人の自動契約機の実態も視察しました。
三井住友銀行では、アットローンやプロミスとの提携実態をヒヤリングするとともに、契約機を視察しました。
教育基本法改悪案の強行採決に抗議する国会請願デモを激励しました
夜は、8時から9時まで国会請願デモを激励しました。