奮戦記
【06.10.09】北朝鮮の核実験強行に抗議――日本共産党が談話
今日、北朝鮮政府が核実験を強行しました。これは、いかなる理由をあげても決して正当化できるものではありません。
日本共産党の志位和夫委員長は、以下の談話を発表しました。
1、北朝鮮政府は、9日、核実験を強行した。これは、国連安保理決議、安保理議長声明などが、世界とアジアの平和と安定への脅威として、一致して反対した国際社会の意思を無視したものである。また、六カ国協議や日朝平壌宣言などの国際取り決めを蹂躙する暴挙である。わが党は、これにきびしく抗議する。
1、わが党は、北朝鮮政府にたいし、核兵器および核兵器開発計画を放棄すること、即時・無条件で六カ国協議に復帰することを強くもとめる。
国際社会がこの事態にさいして、一致協力して対応し、問題の平和的・外交的解決という立場を堅持してのぞむことが大切であると考える。
10月6日にひらかれた国連安全保障理事会は、公式協議で、北朝鮮外務省の「核実験予告」声明に対して「平和への脅威」だとして実験しないよう求めるていました。
また、実験を実施するなら、安保理が「国連憲章にもとづく責務に従って行動する」と警告した議長声明を全会一致で採択していました。
その声明は、核実験を実施すれば「国際社会から一致した非難を引き起こす」と強調し、自国の安全保障上の問題について「政治的・外交的努力を通じて平和的・包括的な解決を促進する」よう要求しています。
また、6カ国協議に「無条件で、すみやかに復帰する」とともに、北朝鮮の核計画放棄などを確認した昨年9月の6カ国協議の共同声明を実行するよう求めていました。
それだけに、今回の核実験が、国際社会の厳しい批判を招くことになるのは確実です。