奮戦記
【06.10.06】衆議院予算委員会で日本共産党の志位委員長が質問
今日も、衆議院予算委員会が開かれ、安倍総理大臣をはじめ全閣僚出席のもとで質疑がおこなわれ、日本共産党から志位和夫委員長が質問に立ちました。
志位さんは、「歴史観を語らないのが『謙虚』だと言うが、過去には大いに語り行動してきたではないか」とききました。
安倍さんは、訪中・訪韓を前にして、へたなことも言えず困っていました。
安倍さんは、過去の戦争を「日本の自存自衛とアジアの平和」のためと主張した「終戦50周年国会議員連盟」(1994年結成)の事務局長代理でした。
同議連は、終戦50周年国会決議を「自虐的な歴史認識」と批判し、安倍首相自身も採決の本会議を欠席しました。
志位さんは「安倍さんは首相になるまでは、『侵略的行為』『植民地支配』を認めることは『自虐史観』だとの立場で行動してきた。この矛盾をどう説明するのか」と追及しました。
安倍首相が「急に昔の議連の文書を出されても、答えようがない」とのべたのにたいして、志位氏は「結局、安倍首相が立っている歴史観は、首相になったら口にできないものであることを示している」と批判しました。
志位さんはまた、「あの戦争は『国策の誤り』=領土拡張と他国支配の戦争だった。このことを認めるか」とただしました。
さらに、「従軍慰安婦問題――『河野談話』を受け継ぐというなら、それを非難した自らの行動に反省を」すべきだと指摘しました。
そのうえ、「政治家としての謙虚さとは、歴史の真実に向き合い、過去の誤りを認めることではないか」と指摘しました。