奮戦記
【06.10.03】衆議院本会議で日本共産党の志位和夫委員長が質問
今日は、各党代表質問の2日目。日本共産党を代表して安倍晋三総理大臣に質問しました。
志位さんは、歴史認識について阿倍首相にただしました。靖国神社がたっている歴史観――靖国史観にどういう態度をとるかという問題では、かりに首相が、「靖国史観を是とするなら、戦後世界秩序の土台を否定するものとして、首相の職責をになう資格がなくなる」と指摘しました。
その反対に、首相が、靖国史観を非とするなら、「この神社への参拝は中止すると言明すべき」です。――志位委員長は、このように問いただしました。
これにたいして、安倍首相はまともに答えず、「歴史の分析を政治家が語ることは謙虚であるべきだ」などと、言いました。それは、「謙虚」というのではなく「逃げ」ではありませんか。
志位さんは、「植民地支配と侵略」への「おわびと反省」を示した村山首相談話(1995年)を継承するのかどうかとききました。
これにたいして安倍さんは、「政府としての認識は、指摘の記述も含め、談話等で示されてきた通りだ」と述べました。
しかし安倍さん自身の歴史認識として、先に紹介したような「謙虚」という答弁を繰り返し、明言を避けたのです。これは、大きな後退です。
衆議院予算委員会は、5日6日10日に開くことが決まりました
衆議院予算委員会は午後、理事を選出しました。その後の理事会で、5日・6日の両日それに10日に委員会を開くことを決めました。5日と6日の両日は、安倍晋三首相と全閣僚が出席する総括質疑をおこない(共産党の質疑時間は50分)、NHKが中継します。10日は、外交問題の集中審議を行い、安倍総理と関係閣僚が主席します(共産党の持ち時間は25分間)。