奮戦記
【06.09.29】“高金利引き下げ全国連絡会”の代表と懇談しました
日本共産党国会議員団・高金利引き下げ対策チームが、宇都宮健児弁護士をはじめとする高金利引き下げ全国連絡会の代表の方々と懇談しました。
対策チームの大門みきし責任者・参議院議員、仁比そうへい事務局長・参議院議員、吉井英勝副責任者・衆議院議員、それに私・副責任者です。
世論と運動そして国会論戦の力によって、7月にグレーゾーン廃止の方向を出させました。
しかし、その後の与党内の業界関係議員の巻き返しにより、世論や金融庁懇談会の議論を無視した金融庁案が出されました。――これは、世論の猛烈な批判をあびました。
このなかで自民党は、9月15日に妥協的な案を出しました。その内容は、利息制限法が規定している15%から20%の金利の金額刻みを変えて、事実上、金利を引き上げる中身となっています。
まさにいま、世論・国会内の良識派と業界・癒着議員のせめぎ合いとなっています。国会内外の情勢をふまえて、お互いの今後の運動方針を交流しました。
安倍内閣総理大臣の「所信表明」演説がありました
今日は、新しく就任した安倍内閣総理大臣の「所信表明」演説がありました。
そこでは、「美しい」という言葉が9回も使われ、軽薄な言葉が羅列されているという感じがしました。
安倍さんは、「私は、特定の団体や個人のための政治をおこなうつもりは一切ありません」と述べました。
しかし演説では、国民には「自助努力」を説き消費税増税から「にげない」と言いながら、“財界の「経済成長」のためにはあらゆる支援をします、首相官邸とホワイトハウスの「意思疎通」をはかります”というのです。
これでは、財界とアメリカのための政治だけは、しっかりやらせていただきますと宣言していることと同じです。――ここに、内閣の性格がはっきりと透けて見えているではありませんか。