奮戦記
【06.08.04】広島地裁が被爆者への国の認定却下を取り消す判決
広島地裁は、今日、国が原爆症の認定申請を却下したのは違法という判決を下し、原爆症訴訟が全面勝訴ました。
全国15地裁、1高裁で183人が係争中の集団訴訟で、原告側が勝訴した5月の大阪地裁に続き今度が2例目となります。
この裁判は、被爆者援護法にもとづき原爆症の認定申請を国に出したのに却下された広島県などの被爆者たち41人が、国などにたいして、却下処分の取り消しと損害賠償を求め集団訴訟をおこなっていたものです。
裁判長は、原告個別の事実を検討したうえで、全員を原爆症と認定し、却下処分の取り消しを命じました。
この集団訴訟では、被爆者183人が全国15地裁に提訴していました。
全面勝訴の大阪地裁判決(5月)に続く、被爆地・広島での判決はたいへん大きな意義があります。