奮戦記
【06.07.07】2中総の2日目――“格差拡大”と党の役割など議論
今日は、第2回中央委員会総会の2日目です。地域の情勢の変化と党のたたかいについて、各県の県委員長を中心に発言が続きました。
注目されたのは、ほとんどすべての地域で高齢者への増税通知が6月はじめに届き、それで怒りに火がついているという報告です。
生活相談に長い列ができるなど、介護保険、医療費負担、「障害者自立支援」の名による障害者への負担増の押しつけ……。真綿で締め付けるようなやり方が、限界点に達していることが明らかにされました。
東大阪市での党員市長の再当選などの背景として、さまざまな要因がありますが、市民の苦しみ・怨念があったということがわかります。半年前には、ほとんどなかったような党への熱い期待感が広がっているようです。
米軍基地強化についての岩国市でのたたかいも、長い間の党の努力があったことが分かりました。
愛知県から八田ひろ子前参議院議員の発言がありました。
八田さんは、高校のシンポで憲法・教育基本法での他党派との論戦、トヨタ労働者の過労死裁判と労働条件改善の闘い、公務の職場での労働強化への反撃などについて、発言がありました。
また午後には、不破哲三・社会科学研究所長から日中両党の理論会談についての報告がありました。私も、一昨日、訪中から帰ってきたばかりなので、たいへん大きな興味がありました。
不破さんは、現在の中国共産党がどのような理論的な状況にあるか、中国経済の実態、党の実態を明らかにするとともに、これに対する日本共産党の対応等についても話されました。
私が見聞きしてきた事実や実感を踏まえて聞くと、たいへん体系的に頭のなかが整理された感じがしました。
特に、「市場経済を通じて社会主義へという道は、これまで成功した国はない。もし道を誤れば、資本主義に行きかねない。これは、世界にとってもわれわれにとっても、重要な問題だ」という不破さんの発言には、なるほどと思いました。
党本部は、多くの党と後援会の皆さんに開かれており、昼休み時間に中央委員会総会の会場を神奈川の人々が訪れて、写真を撮っていました。
全学連の「学費値上げ反対」「大学予算増額」署名を受け取りました
会議が終わって党本部の玄関まで降りてくると、全学連の皆さんが「学費値上げ反対」「大学予算増額」署名を持って待っていてくれました。穀田恵二国対委員長とともに受け取り、奮闘を誓い合いました。